丹木の歳時記2015皐月　その六

二十四節気の小満を迎えました。草木が生い茂って満ち溢れる季節です。今回は樹木に咲く花を中心に紹介します。

紅花栃の木（ベニバナトチノキ）は、中央教育棟の側に植栽されています。

栃の木（トチノキ）は白い花を咲かせます。秋には栗のような実がなります。

卯の花（ウノハナ）とも呼ばれる空木（ウツギ）はアジサイ科に属します。陰暦の４月を「卯の花月（うのはなづき）」とも言います。

雑木林の斜面でひっそりと咲いているのは、小紫陽花（コアジサイ）。普通の紫陽花より少し早く咲きます。

北アメリカ原産の針槐（ハリエンジュ）はマメ科の植物。ニセアカシアという別名があります。

山藤（ヤマフジ）もマメ科。針槐も山藤も咲き終わりました。

忍冬（スイカズラ）の咲き始めは白ですが、やがて黄色に変化していきます。花からは良い香りが漂います。

「平安の庭」にはガマズミが咲いています。スイカズラ科の植物で、秋には赤い実がなります。

谷空木（タニウツギ）もスイカズラ科。白萩寮の前で咲いています。

ガマズミに似ていますが、常磐山査子（トキワサンザシ）はバラ科の植物。ピラカンサとも呼ばれ、秋には真っ赤な実をつけます。

カリンもバラ科。秋には黄色い大きな実がなります。

紅花車輪梅（ベニバナシャリンバイ）もバラ科です。中央教育棟の側に植栽されています。