丹木の歳時記2015　文月　その四

26日には東京都心でも今年初めての猛暑日となりました。キャンパスでは朝から３０度を超える日が続いています。水分をこまめにとって、熱中症にならないよう気をつけましょう。

「平安の庭」では、鬼百合（オニユリ）が咲いています。夏空にオレンジ色が映えます。

あちこちで山百合（ヤマユリ）も咲いています。

理工学部棟の裏手で育てられているアメリカ黄蓮です。

百日紅（サルスベリ）の花にはよくマメコガネがやってきます。

正門の隣の駐車場では臭木（クサギ）の花が咲いています。茎や葉に悪臭があるのでこのように名付けられていますが、花からは良い香りが漂います。

茗荷（ミョウガ）の根元では、花が咲いています。花の付け根の部分が薬味のミョウガ。茗荷はショウガ科に属します。

一方、薮茗荷（ヤブミョウガ）はツユクサ科。薮茗荷は食べられず、茗荷とは別種の植物です。

水引（ミズヒキ）はピンクの小花をたくさんつけます。進物用の包み紙を結ぶ糸と同じ名前です。

前回の文月（三）では羽を閉じた状態で紹介したルリタテハ。今回は気前よく羽を広げてくれました。

蝶のように見えますが、アゲハモドキという蛾です。毒を持つジャコウアゲハという蝶に擬態して、野鳥などの捕食者に食べられないようにしています。

夜の「新世紀橋」でカブトムシの雌と出くわしました。カブトムシは夜行性。これから食事に行くところだったのでしょうか。

こちらはノコギリクワガタの雌。どうやら今年のキャンパスはノコギリクワガタの当たり年のようです。