丹木の歳時記2016　弥生　その一

21日には東京でも平年より５日早く桜の開花が発表となりました。通常では開花から満開になるのは１週間程度でしょうか。今週後半には寒の戻りがあるようで、願わくは入学式の頃に見頃となってほしいものです。

女子短大の前で、杏（アンズ）が咲いています。愛らしいピンクの花は短大生を彷彿させます。

辛夷（コブシ）はモクレン科の植物。タネマキザクラの別名があります。

木蓮（モクレン）は中国原産。紫木蓮（シモクレン）とも呼びます。

木蓮の近縁種の白木蓮（ハクモクレン）。こちらも中国原産です。

日向水木（ヒュウガミズキ）はマンサク科。水木の名前がついていますが、ミズキ科の水木（ミズキ）とは別種です。

沈丁花（ジンチョウゲ）には芳香があります。その香りを香料の沈丁（ジンチョウ）と丁子（チョウジ）に例えた名前です。

三椏（ミツマタ）もジンチョウゲ科の植物。樹皮は高級和紙や紙幣の原料になります。

「雪柳の道」で雪柳（ユキヤナギ）が見頃を迎えています。

満開の花桃（ハナモモ）は青空に映えます。

「文学の池」の側では黄色い水仙（スイセン）が咲いています。

「周桜」の近くの早咲きの躑躅（ツツジ）は、エゾムラサキツツジでしょうか。

池田記念講堂の横では緋寒桜（ヒカンザクラ）が咲いています。沖縄、台湾、中国南部などに自生する桜です。