創価大学ニュース「SUN」107号 2020 Autumn
時代の社会を支えるために。 08 SUN107 2020 Autumn 創価大学 SDGs推進センター長 田中亮平 副学長 主体性あふれる学生たちと社会を前進させるSDGsの目標達成を目指します。 「人類の平和を守るフォートレス(要塞)たれ」ーこの建学の精神 の一つに基づき、創価大学では開学当初から人類の平和実現を大 きな使命と据えてきました。また、本学が教育目標として掲げてい るのは、人類の課題解決のために知恵を絞り、社会に貢献する「創 造的人間の育成」であり、人間教育の世界的拠点となるべく改革 を推進しています。 そうした本学のビジョンは、「誰1人取り残さない」という理念の もと、持続可能な社会の構築を目指すSDGsと合致するものであ り、さまざまな活動を進めています。例えばSDG17「パートナー シップで目標を達成しよう」の分野では、「SATREPS(地球規模課 題対応国際科学技術協力プログラム)」としてマレーシアでの水質 改善と経済的インセンティブの獲得を両立させるシステム構築の 研究を推進しています。アフリカでは、「PLANE3T Project(途上 国における持続可能な循環型社会の構築に向けた適正技術の研 究開発と新たな地域産業基盤の形成)」として、エチオピアで次世 代の栄養源といわれる藻類「スピルリナ」を培養し、現地で商品 化・事業化を行うことで、母子の栄養改善および雇用を目指す研 究が進められています。そのほかにも平和を希求し、世界や地域の 現場が抱える課題の解決に向けた取り組みを積み重ねてきた歩み が可視化され、「THE University Impact Rankings 2019」で本 学は世界101-200位、日本の大学で同率4位という非常に高い 評価をいただいています。 こうしたSDGsの達成に向けた多彩な取り組みにおいて、忘れて はならないのは、主体的に考え、行動する学生たちの存在です。本 学では、多くの学生が早期からSDGsを認識し、講義やゼミ、クラ ブ活動などを通じて、平和・環境・開発・人権というSDGsと関係の 深い諸問題に、それぞれの立場でアプローチしています。そうした 体験は、学生にとって将来につながるかけがえのない経験になり、 実際に本学で学んだ卒業生たちが、社会を前進させるために、さま ざまな分野・場所で活躍しています。新型コロナウイルス対策の最 前線においても、知恵を絞り、社会に貢献しています。そうして今 回、4名の卒業生がその貴重な体験を伝えてくれました。 2019年4月には学長を中心とした全学的組織として「SDGs推 進センター」を設立。学生代表もメンバーに加わり、学内外で展開 しているさまざまなSDGs活動を統括し連携を図る役割を担って います。そして創立50周年を迎える2021年に向け、先日、新グラ ンドデザインを発表しました。これからも次々と新しいチャレンジを 進め、目標達成を目指し邁進していく所存です。
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