創価大学ニュース「SUN」108号 2021 Winter

入学当初、思い描いたキャンパスライフとは異なる状況に対する焦りや憤り、思うようにでき ない授業や課題、友だちづくりへの不安、自分だけ社会に取り残されているのではという孤独を 感じていました。 しかし、自粛期間を過ごすなかで、「環境に苦しんでいても仕方がない。今、自分にできることを しよう」と気持ちを切り替え、寝たきりだった祖父の生活のお手伝いをするようにしました。毎日 祖父のマッサージをするなかで、心で対話するようになり、次第に自分の心が充実していくのを 感じました。秋学期の開始とともに上京。その直後に祖父は霊山へと旅立ちました。祖父との交 流を経て「生死を越えて、魂の部分にまで幸せを届けたい」という看護師としてのさらなる目標を 得ることができました。 コロナ禍での経験は、自分の心が成長するという意味のある機会だったと今では思います。友人 や先生方と交流しながら学べる環境への喜びを感じつつ、目標に向かって学びを進めていきます。 新入生 部活動 Freshman Extracurr i cul ar act ivi t i es 12 苦しい思いをしたからこそ、自粛期間の経験を活かして、理想の看護師に。 春学期、学内に立ち入ることができなくなり、私の所属するなぎなた部は、部員同士が対面し てなぎなたを振るうことができなくなりました。しかし、オンラインで部員同士が交流するなか で、なぎなたという競技を見つめ直すことができました。自分たちの試合映像と上級者の映像 を見比べたとき、上級者の動作は周囲の空気感も変わるという印象を受けました。場の空気を 支配する美しさを知り、なぎなたをもっと追求したいという気持ちになりました。 さらに、オンラインでの部活動では、遠方にいる卒業生に話を聞く機会もあり、創大なぎなた 部の創部エピソードを直接聞くことで、もっと後輩たちにもなぎなたの魅力を知ってもらい、部 の歴史を継いでいかなくてはとの思いを新たにしました。秋学期が始まり、対面での練習も開始 しました。私は地元にいるので参加できませんが、自粛期間中になぎなたへの思いをさらに深 め、その思いを込めた一振りを早くみんなの前で試したいと思います。 「なぎなた」を改めて見つめることで競技の素晴らしさを知ることができた。 オンラインの部活動では、稽古が再開したときに技術の向上に活かせるよう、動画を観ながら普段確 認できない動作以外の部分を見直しました。競技のほかにも、部員それぞれが気になるテーマのプレ ゼンを行い、自粛期間で友人たちと交流が難しいなか、部活動のつながりを通して励まし合いました。 また、学友会主催の情報交換会では、クラブをこえての交流もでき、活動の参考になりました。秋学期 は週に1回、感染症対策を行い対面で練習に励んでいます。 なぎなた部の活動 ▲練習に取り組む部員の様子 オンラインでの授業となった自粛期間中に心の支えになったのは、看護学部の一学年上の 先輩につくっていただいたSNSのトークグループです。勉強面はもちろん、友だちのことや 今後のことなど新入生の悩みを解消するために、いろいろなお話をしてくださいました。秋 学期になり、看護学部だけでなく、さまざまな学部の先輩や友人たちとの交流を通し、対話 の偉大さや大切さを身に染みて感じています。 先輩の細やかなサポート ▲秋学期に友人とオンラインで対話 【看護学部1年】 森谷 愛美 【文学部2年】 大橋 悠佳 Focus 創大 SUN108 2021 Winter

RkJQdWJsaXNoZXIy NDU4ODgz