創価大学ニュース「SUN」110号 2021 Summer
未 来 へ の 展 望 Pr ospec t s f o r t he f u t u r e 「人類の平和を守るフォートレス」を目指し、 世界の若者が集い、ともに学び語り合う 環境整備を、もっと。 2014年度に開始された文部科学省の「スーパーグ ローバル大学創成支援事業」で、本学は他大学の模範 となるべき「グローバル化牽引型」24大学の一つに採 択されています。 2018年中間評価「S」に続き、2021年も2回連続の 「S」評価を獲得。近年では留学生比率が1割に達し、 キャンパスでは多くの言語が飛び交うようになり、グ ローバル化が大いに進みました。 創立者池田大作先生はつねづね、世界の若者が、自 身の郷土はもとより地球的な課題を学び、「世界市民」 「地球市民」として平和への連帯とネットワークを構築 するよう提言しておられます。 創価大学が「世界市民」を育成し、本学の建学の精 神にあるような「平和のフォートレス」となるためには、 ❶まず、この八王子の創価大学キャンパスに世界の若 者が集い、ともに学び語り合うこと、 ❷次に、世界のさまざまな問題、地球的な規模の課題 についてともに学び、議論を深めていくこと、 ❸さらに、本学に在籍する学生が、海外の留学先で生 活し、異なるものの見方や考え方を受容しながら、異な る伝統と特色を持った大学での学びを経験すること により、多様な立場や考えを持つ人々と対話を深め、 ネットワークを築くことのできる「世界市民」が育成され ていくと、本学では考えています。 多くの学生に海外留学を経験していただくには、日本 人学生の間に海外留学希望があることが必要ですが、 10 SUN110 2021 Summer 幸い、本学の学生には、最近世間で言われているような 「内向き志向」とは反対の「外向き志向」が強いので、海 外交流大学との交換留学や世界各地への短期留学な どの機会を充実させてきました。 現在、留学については、新型コロナウイルス感染症の ため、2020年春から残念ながら留学生の派遣、受け入 れとも、多くが停止を余儀なくされ、学生の皆さんも計 画に支障をきたしています。しかし、「コロナ禍後」には 外国人留学生のリクルートや交流先大学からの交換留 学生の受け入れを再開して以前の状況を復活させると ともに、キャンパス内で、あるいは「バーチャル留学」とい えるようなオンラインでの国際交流が自然におこなわれ る機会を増やし、「コロナ禍前」にも増してグローバルな キャンパスを構築していきたいと考えています。 また、カリキュラムや課外活動などに問題のない範囲 で、本学学生のほとんどが海外留学を経験するようにな ることを目指したいと考えています。特に、なるべく多く の学生に開発途上国を経験していただき、地球規模の 課題について、その深刻さを実感し、真剣に向き合う機 会をつくってほしいと願っています。 創価大学 副学長/国際部長/国際教養学部 教授 小山内優 Focus 創大
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