創価大学ニュース「SUN」112号 2022 Winter

「Grand Design2021-2030」の一環として、2030年を展望する新たな教育プログラムが始まっています。 その一つが「データサイエンス教育」です。2022年4月から全学必修化される共通科目 「データサイエンス入門」をはじめ、どの学部からでも学べる副専攻「データサイエンス」を拡充し、 データサイエンスを体系的に学べる環境を整えます。 もっともわかりやすいのは、ニュース番組などで伝えられる 新型コロナウイルス感染症の感染者予測グラフではないで しょうか。国民に感染予防の大切さを理解してもらうための 根拠を、データサイエンスを使って示しているといえます。つ まりデータサイエンスとは、あるデータから“新しい価値” や “意味のある示唆” を取り出す技術なのです。SDGsの目標と なっている数値など、社会のいたるところにデータサイエン スが活用されています。 私自身が文系の学部出身のため、同じ疑問を持っていました。 日本IBMに入って数年後にデータサイエンスを活用するよう になって気づいたことは、「データサイエンスは手段。その目 的は人・社会のため」ということです。データサイエンスで重 要な要素の一つは、誰にどのような価値を届けたいかを当事 者目線で考える力であり、これに文系、理系は関係ありません。 さらに近年は、一部の専門家だけでなく大衆がデータを活用 できるようにする「データの民主化」という考え方があります。 すでに、業界や職種に関係なくデータを活用して業務に取り 組む人は増えており、この流れはさらに加速していくでしょう。 世界市民教育 データサイエンス 08 SUN112 2022 Winter 2022年4月から、「データサイエンス教育」の全学必修化がスタートします。 学生には、実際にデータサイエンスでの問題解決を体験し てもらいます。コンビニの業務効率化策を、手元のデータか ら考えるワークショップです。効率化を実現するためにデー タから現状の課題を読み取り、解決策という新しい価値を 生み出す経験を通じて、数値を追うだけではないデータサ イエンスの面白さを知ってもらえるはずです。社会課題の解 決を目指す創大生の皆さんにとって、データサイエンスを自 分事にすることが、将来の夢・目標達成のための大きな財 産になるはずです。 日本IBM東さんに聞く。 なぜ今、データサイエンス教育なのか? 日本IBM 東 稔 あずま みのる 38期経済学部 2013年卒業 データサイエンスって、私たちの身近にありますか? 文系の学生にはあまり関係のないものでは? 日本IBMとの産学連携プログラムで、 データサイエンスが好きになれますか? 本学のデータサイエンス教育の一番の特徴といえるのが、 日本 IBMとの産学連携プログラムです。 プログラムの責任者であり、本学卒業生である 東 稔さんにお話をうかがいました。

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