04 Soka Univ. News 創立者、若き日の 読書体験から 「戸田大学」で使用された テキストの数々も 23歳(昭和26年) 1月8日(月) 25歳(昭和28年) 4月8日(水) 24歳(昭和27年) 12月14日(日) 汝よ、汝は、いかにして、そんなに、苦しむ のか。汝よ、汝は、いかにして、そんなに、泣 くのか。汝よ、汝は、いかにして、そんなに、 悩むのか。苦しむがよい。若芽が、大地の 香りを打ち破って、伸びゆくために。泣くが よい。梅雨の、彼方の、太陽を仰ぎ見る日 まで、已むを得まい。悩むがよい。暗き、深 夜を過ぎずして、尊厳なる、曙を見ること が出来ぬ故に。帰宅、十時。読書、ミルトン 『失楽園』。 四月、花は咲き乱れぬ そして、風と共に 散りゆきぬ。四月、若人の心の花よ咲き香 れ 若人の前進の歌も、舞いゆかん。四 月、青春の月、若人の月。四月、青年の月、 人生謳歌の月。四月、ホイットマンも、ゲー テも、ミルトンも、ダンテも、みな、心より歌 い、戦い、悩み、進みしは、四月。夜、読書。 思うこと多し。大志を抱く若人の胸には。 『新・平家物語』を読む。興味津々。就寝、 一時半。 12月16日(火) 六時より、水滸会。(中略)『水滸伝』の序文 を読み、先生、水滸会の意義、使命、確信を 述べられる。(中略)一、勉学に励むこと 一、一芸に秀でること 一、勇断なる活動を なしゆくこと 一、思慮、果断の将たること 読書への集中力を感じさせる書き込み 5月3日から6月25日まで開催された「池田文庫20周年記念特別展」の様子 『詩の原理』 萩原朔太郎著 創元社 「池田文庫」に収蔵されている約7万冊もの本の数々。創立者はそ の1冊、1冊に込められた思いを次のように綴られています。 「薄給をやりくりして蓄えた小遣いを持って、神田の古本屋街に飛 んでいき、望みの本を見つけては、はやる心を抑えて家路を急い だ。寝る間も惜しんで、1ページ、また1ページと噛みしめるように読 み進め、感銘する言葉を見つけるたびに、ワラ半紙の雑記帳に書 き写したことを、懐かしく思い出す」 『若き日の日記』から、創大生と同年齢の創立者の様子がかいま見 られる部分を紹介します。 池田文庫には、創立者が恩師である戸田城聖先生から学問全般 を通して薫陶を受けた「戸田大学」で使用されたテキストも収蔵さ れています。「科目は、まず『経済学』から始められた。次に『法学』 である。さらに『化学』『天文学』『生命論』などの科学全般。また、 『日本史』『世界史』。ならびに『漢文』。そして『政治学』という大き な流れで進んでいった。使用したテキストも、たいてい、当時の最 新の部類のものが選ばれていた」(随筆『新・人間革命』「戸田大 学」の名講義より) 『生命』(新科學大系第7巻) F.S.テーラー著・白井俊明 桑木来吉共訳 河出書房 『世界史』矢田俊隆著 有精堂 『経濟學入門』波多野鼎著 日本評論社 『法學原論』和田小次郎著 敬文堂書店
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