輝く女性育成推進企画セミナーの本年度第1回目として、「これからの社会と女性の生き方」とのタイトルで、国際社会の第一線で活躍する女性リーダーから講演をいただきました。講師は国際企業の日本代表を務める永井昌代さんです。

今、社会は、グローバル化、情報化、様々な困難への対応と、大きく変化しています。この激動の社会においてこそ、女性の持つ豊かな感性、平和と調和、生命尊厳の精神、そして、価値創造力が求められています。講演では、社会の実情を踏まえながら、これから活躍する女性に必要な知見をお話し頂き、いよいよ本格的に短大での学びを進める1年生を主な対象として、将来を意識しながら充実した短大生活を送れるようエールを送って頂きました。

講演では、具体的には、激動する日本そして世界の実情において、女性の活躍が必要不可欠になってきており、結婚、出産、子育て、介護などのライフイベントによってキャリアが中断したとしても労働市場に戻ることが求められてきているため、“生涯に渡るキャリ形成が必要”であることが語られました。そして、これからの社会で求められる力として、「自分で考え行動する力」「多様性を受け入れられる力」について、ご自身のグローバルなキャリアで積まれてきたご経験から語られました。その上で、どんなに社会が変化し自身の働く環境が変わっていったとしても、「変わらない自分の軸を持つこと」が大切さであることが語られました。

参加した学生からは、次のような感想がありました。

「講演を通して変わらない自分の軸を持つことが大切だと考えました。グローバル化が進む現代社会で、自分で考え行動し、表現する、人との違いを受け入れる、これは私たちが時代の変化に対応するためにできることです。短大で沢山の人と関わり、共に成長し、前進していきたい。学ぶ意義をしっかりと認識し、自分の使命を見つけていきたい。」

「自分の中で変わらない軸を持ち続けることは本当の自分を探していくカギになるのではないかと思いました。たとえ、今の自分に自信がなかったとしても、その小さな苗を自分の中でゆっくり確実に育てていくことで、いつかきっと立派な木へ成長することを学びました。人間としての根を強く張ることで、自らの才能を十分に伸ばしていくことができる。なんて素敵なことだろうと思いました。自分で考えて生きていく、そんな強い女性、リーダーシップを持つ人材へ成長していきたいと強く決意することができました。」

「講演を聞いて、私が目指す女性像がはっきりと明確になりました。入学したばかりの頃は、正直学校生活に不安が多く悩んでいる時間がほとんどでした。ですが最近になって徐々にこうしたい、これをやってみようと色々なことに挑戦できるようになりました。自分で考えて行動することができているのではないかと今日の講演を聞いて思いました。自分で考えること、多様性を受け入れること、変わらない軸を持つこと、どれも大切だなと改めて感じました。私の目指す女性像である、周りから信頼され社会に出て必要とされる女性になっていくために、今日の講演を忘れず自分自身もっと成長していきたいです。」