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自立学習入門講座64

―レポート全体のアウトラインをつくるスキル―

教育学部准教授 平井 康章
 レポートの作成にあたっては、示されたレポート課題を正確に理解することに始まり、その課題(問い)の答えを導くための説明材料(情報)を教科書を中心にしながら集める作業が必要になります。そしてそれらを活用して、「問い」から「答え」までを説得力ある論理構成で展開していく流れを考えることが求められます。ここでは論理展開の流れ「アウトライン(思考の見取り図)」をいかに作成していくかについて解説していきます。
1. まず「論旨」を明確にすること
 アウトラインを作成するための大前提は「論旨」が明確になっていることです。「論旨」とは課題(問い)に対応した結論(答え)ということです。これが明確でないとどこを目指した論述なのかが定まらず、迷走していくことになってしまいます。科目の性質やレポート課題(報告型・論証型)によっても異なりますが、基本的には教科書の該当箇所の理解に基づき、結論が導き出されることになるといえます。
 アウトラインを作成するためには、論旨が確定していることが必須の要件となります。まずは問いと答えがきちんと対応しているか、ズレが生じていないかチェックすることが求められます。
 
2.「アウトライン」とは
 アウトライン(思考の見取り図)は、問いと答えの「論旨」を論理的に、証拠を挙げながら説得力ある説明(論証)をするための手順・流れを表すものです。その説明・論証のために必要かつ適切な「副次的な問い」をいくつか挙げ、それらを説得力ある順番に配置することによって結論の妥当性を示すことになります。
 たとえば「レポートを作成する際に重要となる留意点を述べなさい」というレポート課題が示された場合、そもそもレポートとはどんなものなのか、どのような要件が求められるものなのかを明らかにしておく必要があります。副次的な問いとして「レポートとは何か」が挙げられます。その上で本題である留意点は何か、という次なる問いを展開することになります。レポートとしての要件を示し、それを踏まえた留意点という流れが説得力を生むといえます。このように副次的問いを組み合わせ、論理構成を組み立てたものがアウトラインとなります。論理展開の全体像を明らかにしたものがアウトラインです。
 このアウトラインは学習が深まるにつれ、付け加える項目が出てきたり、枝分かれして説明する方が良いなど、変化(進化)していくものです。そのため当初組み立てたアウトラインが何度も変化し、より緻密に組み立てられたレポート作成につながることになります。
 通信教育のレポートの多くは最大2000字でまとめる場合が多いことを考えると、アウトラインを基にそのまま文章化すると字数制限を大きく超えてしまうこともあります。そのためその制限も見通して、アウトラインの項目・手順について重要度を判断し、取捨選択する必要が生じることもあると思われます。
 
3. 落書きアウトラインの技法を使った演習問題
 『自立学習入門(第3版)』ではアウトラインを作成する技法として「落書きアウトライン」が紹介されています(PP.129~131)。ここではそれを活用した演習問題を出題し、取り組んでいただこうと思います。
 念のため同書でポイントとして紹介されている「落書きアウトライン」作成の手順を以下に引用しておきます。(1)

①1枚の紙を用意する→ ②紙の上のほうにレポート課題を記入する→ ③課題と関連した「アイデア見出し」を書きつける→ ④それらと直接関連する別の「アイデア見出し」を列挙し関連性を図示する→ ⑤各見出しの適当な配列を考えて番号をつける→ ⑥各見出しに分量の目安となる数字を記入する。

それでは以下に示す演習用のレポート課題および課題解説を参照いただき、情報収集をしていただいた上で、上記手順に従い落書きアウトライン作成に取り組んでみましょう!
 
<演習用レポート課題>

 エスカレーターの安全な利用の促進のため、エスカレーターでの歩行を禁ずる自治体も登場するようになったが、賛否両論があり、これまで慣習として定着してきたエスカレーターの片側空けによる歩行が多くの場所で変わらず続けられている。エスカレーターの安全な利用を多くの人が認識し、行動するようになるための方策について、あなたの考えを述べなさい。
 ※課題文章が長すぎるので、落書きアウトラインでは最後の1文「エスカレーターの安全な利用を多くの人が認識し、行動するようになるための方策について、あなたの考えを述べなさい。」だけを書き出してください。
 

<演習用レポート課題解説>

[ 出題の意図 ]
 近年、エスカレーターの安全な利用の促進として、片側歩行を禁止する取り組みが進みつつあります。全国初の取り組みとして、埼玉県は「埼玉県エスカレーターの安全な利用の促進に関する条例」を制定し、2021年10月1日に施行されました。(2)名古屋市も2023年10月施行を目指して準備をしていることが報じられています。(3)
 一方で長年に渡り、日本では左右どちらを空けるかの違いはあるものの、エスカレーターの片側一列を歩行する人のために空けておく利用の仕方が定着しており、混雑する駅でのエスカレーター歩行は大混雑とならないために不可欠との意見も多く出されています。また、すべてのエスカレーターを一律に扱うのではなく、ケース・バイ・ケースの対応が望ましいとの意見も見受けられます。さらには法律や条例で縛るべきではないとの意見もあり、エスカレーター利用者の意識を変えるのは簡単ではないことが明らかになってきました。何が正解か簡単には絞り切れない状況ではありますが、どのような解決策、方法が良いのか、あなたの考えをひねり出してもらうことがねらいです。
 

[ 考察の条件 ]
 教科書もない前提となりますが、考察を進めるための材料(情報)をまず収集していただくことが欠かせません。安全性が叫ばれることにつながるエスカレーターでの事故の件数や実情、全国初となった埼玉県の条例を確認してみることや、日本におけるエスカレーターの導入・発展の歴史や諸外国の利用実態の把握、エスカレーターに関する調査データ(意識調査なども)、そしてエレベーターやエスカレーターといった昇降機を扱う業界団体(一般社団法人日本エレベーター協会)の発する情報など、様々な角度からの情報を探ってみてください。
 それらを材料にして、見出しとなる項目を書き出しながら、あなたの想定するゴール(エスカレーターの安全な利用を多くの人が認識し、行動するようになる方策)への説得力ある流れを模索してみてください。
 
[ 参考文献 ]
エスカレーターの安全利用のための研究調査は多数行われており、論文も様々発表されています。ハード面からソフト面まで幅広い記述ですが、手に入れやすい資料としては国土交通省の発行したものが挙げられます。インターネットでダウンロードが可能です。
国土交通省住宅局建築指導課(2017)『エスカレーターの転落防止対策に関するガイドライン』https://www.mlit.go.jp/common/001191590.pdf(2022.11.24閲覧)
 
4.まとめ

 落書きアウトラインの作成いかがでしたでしょうか。設定した課題が広がりすぎていた面もあり、ハード面などになると専門知識が必要であったり、ご苦労をおかけしてしまったかと思われます。その点はお許しください。
この課題においては1つに絞り込んだような正解があるわけではありません。そのため、様々な方策が考え得るため、ここで模範解答のようなものは示しません。要はそれが説得力を持った主張になっているかどうかが正否の鍵を握っています。
 落書きアウトラインの作業では、思いつくまま見出しを書き出し、取捨選択をしながら、取り上げる順番を考えてみることから始まります。最終的には裏付けのある情報を基に、他人が聞いても納得のいく論理展開が構成できているかが重要です。そしてそれは、さらに学習を深めていくと進化していく、変化していくものであるということです。

今回の演習が、実際にレポート課題に取り組まれる際に少しでも参考になれば幸いです。お疲れさまでした。

 


(1)平井康章編(2022)『自立学習入門(第三版)』創価大学通信教育部、P.130

(2)埼玉県ホームページ・エスカレーターの安全利用について

 https://www.pref.saitama.lg.jp/a0310/escalator/escalator.html(2022.11.24閲覧)

(3)「エスカレーターは歩かずに」条例 名古屋市が制定へ 名古屋テレビ【メ~テレ】   

 https://www.nagoyatv.com/news/?id=016048(2022.11.24閲覧)


 

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