誰もが卒業できる ~成績優秀者からのアドバイス
学長 鈴木 将史
創価大学通信教育部の新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。心から歓迎いたします。皆さんは、これから出会う新しい学問の世界に、期待を大きく膨らませていることと思います。しかし通信教育での学業については、創立者池田大作先生も「学業を全うし卒業することは、きわめて至難である」と述べられています。そこで、昨年度学部総代を獲得して卒業された方々の言葉から、皆さんへのアドバイスを紹介しましょう。
(1)スクーリングで出会った仲間は宝物
対面スクーリングへの参加は大変ですが、「幅広い年代の方々と学ぶことで、さまざまな発見や気づきを得ることができた」、「他の学生たちが努力している姿に励まされた」など、共に学ぶ仲間との出会いこそ宝物です。
(2)よい評価は学習意欲の源
レポートを1通作成するだけでも大変な労力がかかりますが、苦労して得た評価によって、「また次も頑張ろう」との活力が生まれたと先輩も語っています。全力で取り組んでよい循環を作っていきましょう。
(3)学習は最大の娯楽
新たな学問は自身の知識や見方・考え方を広げてくれます。それは刹那的なエンターテインメントよりも、本当の意味での「楽しさ」を与えてくれるでしょう。
(4)通教での学びを社会に還元
社会生活を営みながら学ぶ通教生は、学びをどのように社会に生かすかを常に考えながら学ぶことができます。在学中も卒業後も、自身の学びが社会でどう役立つのか意識しながら学ぶことで、学習が深みを増すことでしょう。
創立者は「創価」の語源である「価値創造」について、「いかなる環境にあっても、そこに意味を見いだし、自分自身を強め、そして、他者の幸福へ貢献しゆく力」であると述べられています。通教での鍛えの日々は、単に自身のための勉強を超え、まさに他者の幸福への貢献を目指す日々です。
優秀な成績で卒業された先輩の姿に学び、ぜひ皆さん一人ひとりの「学修の歴史」を綴ってください。
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