創価大学ニュース「SUN」103号 2019 Autumn

1995年生まれ。シリアの首都ダマスカス出身。 レバノンの大学院でプログラミングや電子回路 設計を学び、2017年創価大学工学研究科入学。 成プログラム 工学研究科 情報システム工学専攻 (2019年9月修了) ガイス・ムハンマド・ アッゼーン さん  当社では、ダイバーシティーを大切にしており、外国人採用も以前 から行っていました。今回ガイスさんの採用を決めたのは、シリアか らの難民ということもありましたが、彼の志に魅力を感じたからです。  当社はテクノロジーを使って日本をサステナブルにしていくと いう会社です。新しいテクノロジーは、ある意味軍事利用される 面が多いものです。しかしガイスさんは、面接の際に『ドローンを 平和的に利用したい』と語ってくれました。  平和利用したいという話を聞いたとき、テクノロジーを人類が 前に進むために使うという点に共感しました。  もうひとつ、『将来、シリアに帰って貢献したい』という思いにも 心を打たれました。自分が この国を支える人間になる んだということは、なかなか 言えないと思うんです。  もちろん、彼の場合は、 これまでのバックグラウン ドが影響していると思います。さらに創価大学で学んだことも、 よかったのでしょう。こういう志の高い人は組織の中でも活躍し てくれるポテンシャルが高いと思っています。  当社のドローンプロジェクトを通して、いろいろな経験をし、シリ アに帰ったときにも役立つものを吸収してもらいたいと思います。 当社で先進のテクノロジーを学び、 シリアの未来を背負って立つ人材に育ってほしい。 08 「仕事を通じて、さらにプログラミング のスキルを磨くと同時に、顧客に対して 適切な技術やアプリケーションを提供 できるコンサルティング能力を身につけ たいです」とガイスさんは語ります。  留学を通してガイスさんは、教育は人 の将来をつくるもの、そして平和を築く ために必要なものだという思いを新た にしました。日本でさらに仕事を通じて 多くを学んだ後、将来はシリアで起業 し、ビジネスで得た資金で教育機関を つくりたいと考えています。 「創価大学のような学びの場をつく り、自分が日本で学んできたことをシ リアの人々に伝えたいと思っています。 また、自分のほかにもシリアを出て外 国で異文化を学んだシリア人が大勢い るはずなので、そういった人たちが帰 国してシリアを変えていければと思い ます」 SUN103 2019 Autumn ガイスさんが来春から勤務する 株式会社CHANGEの福留大士社長に、 ガイスさんを採用した意義などをうかがいました。

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