1969年福岡県生まれ。創価大学経済学部在 学中より留学で海外サッカーを経験し、卒業後 はプロサッカー選手として国内外のチームで活 躍。その後トップチームのコーチ、強化部長を 歴任し、2015年からFC東京GMとしてチーム の強化に尽力。2018年よりベルギー1部のシ ント=トロイデンVVのCEOに就任。 立石 敬之さん “本場”欧州のサッカー界に、経営の日本代表として挑む ベルギーのサッカー1部リーグに、日本企業が親会社となるチー ム「シント=トロイデンVV」が誕生してから、早2年半の月日が経とう としている。チームのCEOとして、この類を見ないプロジェクトのタ クトを振っているのが、創価大学サッカー部OBの立石敬之さんだ。 「ベルギーの小さな町であるシント=トロイデンでは、国民性か らか保守的な方が多く、ローカルな枠を越えた変化はあまり望 まれません。そんななかでサッカーという彼らの一番の文化を、 異国人がリードしていくのですから反発も多くあります。だから こそ、目に見える“結果”を出すことで、国境や文化を越えたリスペ クトや真の友情を勝ち得ているのです。プロサッカークラブとい う、外から見れば華やかな業種かもしれませんが、日々コツコツ と信頼を勝ち取る闘いです」 立石さんは自らもJリーガーとして活躍。選手引退後はJ1トップ 芝生のフィールドではなく、経営というステージで、チームを勝利に導き、信頼を得る。 チームの運営を担っていた。そんな立石さんをベルギーでのチャ レンジに向かわせたのは、創立者の「英知を磨くは何のため 君よ それを忘るるな」という言葉だ。 「大学では『なぜ創価大学に入学したのか?』『何のために生ま れてきたのか?』『それに応えられる自分になるためには何が必 要か?』を追求する日々を過ごしました。そこで培った“使命感” が、今の原動力になっています。私はチームの代表としてはもち ろん、シント=トロイデンの町の代表として、アジアの代表として、 そして創価大学卒業生の代表として、勝利をつかむという使命を 果たすために、英知を磨き、前進し続けるだけです」 シント=トロイデンの町には以前よりも多くのチームフラッグが 掲げられるようになった。立石さんが勝ち取った信頼が核となり、 ベルギーの古都にさらに大きな歓声が巻き起こることだろう。 11 ◀ 目指すは、 アジアで もっとも人気のあるクラ ベル ギ ー の 地 での 挑 戦 は まだまだ続く。
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