創価大学ニュース「SUN」112号 2022 Winter

データサイエンスとともに、未来へ進む学生たち データサイエンスの授業で特に印象に残っているのは、日本IBMとの産学連携プログラムで 行ったグループワークです。データサイエンスを使って、コンビニエンスストアの在庫管理シス テムを効率化し、食品ロスを減らすというものでした。それまでは統計学などデータ分析の手 段は学んでいましたが、それが具体的にどう役に立っていくのかのイメージができていなかっ たので、授業を通じてビジネスでの活用方法や将来的な重要性を体験できました。 データサイエンスを仕事にするという選択肢もでき、別の職種でもこれから社会でキャリア を重ねるなかで重要なスキルだと実感したので、卒業後も学ぶ機会を得ていきたいと考えてい ます。データサイエンスを使えば、これまで誰も発見できなかった社会課題の解決方法が見つ かる―そんな未来の可能性を、大学で学び、体験し、将来の選択肢が広げるきっかけを 得られたことはとても貴重だと感じています。 データサイエンティストという職業は、膨大なデータを黙々と分析する仕事だと思って いました。しかし授業を通じて、ビッグデータを用いてお客さまに課題解決策や新しい価 値を提案・提供する仕事だと知りました。データがないと何が問題かが漠然として、わ かりません。でも、膨大なデータから傾向などを導き、本質的な課題を突き詰めることで、 ITを使った解決に至ることができます。言ってみれば、データサイエンスは過去の情報か ら少し先のことを予測し、理想の未来の姿を導き出す技術なのです。 もともと私が理工学部に進学した理由は、日々進化するITを用いて社会のため、人の ためになる新しいモノを生み出したいと考えたからです。しかし、それを仕事にする職業 が何なのかわからず、エンジニアを目指していました。授業を受け、まさに私のやりたい ことだ!と、将来の道が拓けたと感じています。 私は現在、大学院で自然言語処理の研究をしています。それは、テキストを解析することで、 私たちが普段使用するインターネット検索や機械翻訳など、言語に関わるさまざまな技術を実 現する方法を検討する分野です。 その技術の裏では、統計モデルが使用されており、統計学が非常に重要になっています。こう した統計モデルへの興味は、経済学部で統計学を学んだことがきっかけとなっています。学部の 授業では、現在の研究にも活きるようなレベルの高い内容を学ぶことができました。ゼミでは、教 授が親身になって指導してくださり、発展的な内容について研究することができ、その結果、その 研究は難関国際会議に採択され、発表することもできました。データサイエンスとは、問題の解決 方法を模索する手段でもあり、解決方法自体にもなり得ます。特に、インターネットが活発な現代 では、解決方法としてのデータサイエンスはとても可能性に満ちています。テクノロジーの進化・ 高度な情報化により、データサイエンスは現代社会を生き抜くために必要なリテラシーであり、同 時に可能性を開く鍵となります。創価大学の全学必修化はとても大きな一歩だと思います。 10 SUN112 2022 Winter 今の社会、これからの社会に“欠かせない力” を学ぶ機会に。 授業を受けて、データサイエンティストが将来の夢に。 データサイエンスという新しい視野を得る大きなきっかけ。 槇原恵利香さん 経済学部経済学科3年 三宅藍子さん 理工学部情報システム工学科3年 井上誠一 さん 東京都立大学システムデザイン研究科情報科学域所属 2021年3月創価大学経済学部経済 学科卒業

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