創価大学ニュース「SUN」96号 2018 Winter

08 Soka Univ. News 在校生が語る 多くの支援のおかげで夢を実現できました! 奨学金がひらいてくれた進学への扉、CSSの先輩と共に描いたキャリアへの道。 2つの支援は私の人生を前向きで力強いものにしてくれました。  東日本大震災が発生したとき、私は福島 の県立高校1年生でした。それまでの平穏 な生活が突如、大きく変わっていきました。 震災の余波で授業が再開されたのは高校 2年生の夏。高校2年生の夏といえば、普通 は大学受験に向けて勉強も追い込みに入っ ている頃です。さらに、3年生の夏には引っ 越しを余儀なくされるという日々。落ち着い て勉強できる状況ではありませんでしたし、 経済的にも余裕がなく、私は進学をあきら めかけていました。  そんな私に大学進学への扉を大きくひら いてくれたのが、創価大学創友給付奨学金 でした。この奨学金は受験前に申請するも ので、入学金の半分を免除し、授業料・施 設設備費・教育充実費の半額を4年間免除 してくれるものです。給付が決まったとき、 大学で勉強できる喜びと共に、両親が心か ら喜んでくれている姿にほっとしたのを覚え ています。  創大のキャリア支援、特に先輩や卒業生 の皆さんのサポートは感動的です。CSSとは、 キャリアサポートスタッフのことで、進路・就 職が内定した4年生の有志が、1・2年生の 進路支援をしてくれます。  1年生の「キャリアデザイン基礎」の授業 では自分のキャリアをイメージすることを学 びます。CSSの先輩は、私の中にある漠然 とした思いに寄り添いながら話を聞き、順々 にそれを明確にすることを手伝ってくれまし た。決して押し付けることなく、私の考え方 を尊重しつつアドバイスをくれるので、とて も前向きな気持ちで将来の自分の仕事とは、 そのためには何が必要なのか、しっかりと 考えていくことができるようになりました。  そのおかげで、1年生のときには、チーム でする仕事、社会に大きく影響する仕事、 老若男女に貢献できる仕事、というイメー ジから、株式会社大林組という具体的な企 業まで思い描くことができました。  2年生でインターンシップを経験し、3年 生のときや留学帰国後も、キャリアセンター の方々やRSS(リクルートサポートスタッフ) の先輩、OB・OGの方々、そして共に頑張る 同期の仲間に支えられながら着実に就活を 進め、内定をいただくことができました。 4年間の大学生活は、本当に充実したも のでした。もし、あのときに進学をあきらめ ていたら、今の私はありません。完璧主義 のあまりに、自分を追い詰めていたことを見 つめ直す機会をくれた2年間の寮生活、生 涯を通しての目標を見つけた韓国・昌原大 学への交換留学、たくさんの方々に支えて いただいた就職活動。創友給付奨学金と いう制度、そしてそれを支援してくださる方々 に心から感謝しています。  私が受けた奨学金や在学中の支援はも ちろんですが、震災では日本国内はもとより、 海外からもたくさんの支援をいただきました。 そうした様々な形で受けた恩をこれからは 私も返していきたいと思っています。  目の前にどんなに大きな壁が立ちふさが ろうとも、あきらめなければ道がひらけるこ とを創大の4年間で学びました。 突然の大地震が 高校生活を襲う CSSのアドバイスで、 自分の理想とする仕事と出合う 自分が受けた支援を 後輩にも、社会にも恩返ししたい 丸山内 みくり さん Mikuri Maruyamauchi (文学部4年) Profile 株式会社 大林組に内定 福島県出身 白萩寮での寮生活やクラブなどを通じた多くの仲間 とのかかわりを大切にしながら、第45回入学式の実 行委員としても活躍した。創大でハングルを学び、 2016年2月から12月には昌原大学へ交換留学。

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