創価大学ニュース「SUN」101号 2019 Spring

大学で、自分の可能性と使命を見つけ、 どんな社会の課題にも立ち向かう強さを手に入れる。 掛川 :エチオピアで小学校を訪問した際、 子どもたちが捨てたゴミが、校庭に落ち ていることが目につきました。エチオピア 政府は、小学校のカリキュラムに環境教 育を取り入れていますが、残念ながら、学 んだことが、行動にまだ結びついていな いという印象を受けました。 ボビー :子どもの頃の教育が本当に重 要。だから、環境教育は素晴らしい! 創 大生は、こうしたプロジェクトを通じて 実践していくことも学んでいる。国際人 になるためには必要な経験ですね。 学で環境教育に関する授業を行うこと も検討中です。 ボビー :アフリカ各国は、まだ環境に力 を入れることができていないように思え ます。木材はお金になるからと森林が伐 採され、自然環境破壊が続いています。 掛川 :環境経済学の目的は、環境への負 荷も考慮しつつ、人類、そして地球にとっ て持続可能な社会、循環型の経済をつく ることです。 ボビー :オレが習った経済学はGDPが 第一。エネルギーがあれば使い、利益を あげられるのだと習ってきました。 掛川 :最近、気候変動や生物多様性損失 の問題が注目され、新たなアプローチと しての環境経済学の視点が重視されて います。日本は深刻な公害問題を経験し ました。そこで私たちは、他国が同じ苦 い経験をしないよう、最善の方法や技術 を途上国と共有すべきだと考え、取り組 んでいます。 ボビー :オレたちには、自然が必要。でも それを忘れて、どんどん欲が出て、利益を 追求してきたのが今までの社会。だから、 環境経済学の視点を取り入れ、実践もして いる創価大学にオレは感動しちゃった。 掛川 :私たちは、学生に知識を得るだけで はなく、得た知識をどのように使うかが大 切なのだと教えています。どうすれば、個 人が得た知識や持っている能力を、社会 のため、平和のために役立てられるかを 皆で考え、実践していくよう努めていま す。それが、創価大学が実践する人間教育 であり、創造的人材の育成という、創価大 学の使命と考えています。 ボビー :個人のポテンシャルを社会のため にどう活かすか、ということですね。 掛川 :まさにその通りです! 創価大学で は、「Discover your potential」というス ローガンを掲げています。 ボビー :素晴らしいね、やられたな。自分の 可能性を見つけられれば、自信をもってい ろいろなことに、チャレンジできますね。 掛川 :今の世界には多くの課題がありま すが、それに押しつぶされるのではなく 自ら解決策を見出し、社会全体を希望あ る方向、持続可能な社会の構築に向け、 皆をリードし、サポートしていく人材を 輩出していきたいですね。 ボビー :人類の文化が、この先も順調に 進歩するためには、「環境経済学」をしっ かり学び、未来を考え、目の前の課題を 解決する創価大学の教育と研究が必要 ですね。掛川先生とお話しして、オレは そう感じました。創大生のみんな、お前 たちに未来はかかっているぜ。 お前たちに未来はかかっているぜ 掛川 三千代 /Michiyo Kakegawa 神奈川県出身。国連開発計画(UNDP)、在ラオス日本大使館、外務省、JICAベト ナム事務所、環境省等で、途上国の環境政策の改善支援、貧困対策、持続可能な 開発のための人材育成等の仕事に従事してきた。2017年秋から現職。専門は環 境政策・環境管理、開発・環境経済学。カリフォルニア大学サンタクルーズ校環境学 博士号取得。 ボビー・オロゴン/ Bobby Ologun 1973年ナイジェリア連邦共和国生まれ。父の事業を手伝って世界各国を回り、95 年に初来日。2001年から日本でタレント活動を開始し、テレビのバラエティー番組 に多数出演。04年には格闘家としてもデビューした。07年に日本国籍を取得。母国 語(ヨルバ語)以外に英語、日本語も堪能で、投資家としての顔も持つ。『YOUは何し に日本へ?』(テレビ東京)など多数の番組で活躍中。 by ボビー・オロゴン 03

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