創価大学ニュース「SUN」124号 2025 Winter

卒業生の“今”につながるスイッチ 「自分にはできないかもしれない」。そう思うことにこそ挑戦する。それが 創価大学で得た最大の財産だと鈴木さんは語る。 入学時、TOEICスコアは600点台だったが、Global Citizenship Program(GCP)の仲間から刺激を受け、朝から晩まで勉学に打ち込んだ。 「教職員が私以上に可能性を信じてくれたことが支えになった」と振り返 る。その結果、1年次の終わりにTOEIC900点台を達成。これが「自分も やればできる」と信じるきっかけとなり、さらなる挑戦の原動力となった。 2年次の夏には、ハーバード大学主催の国際学生会議Harvard Project for Asian and International Relation(s HPAIR)に参加。当初は応募に躊 躇していたが、教員の後押しを受けて挑戦を決意。英語力不足を痛感して 悔しい思いをしたが「、その悔しさが次の成長を引き出してくれた」と語る。 その後、アメリカの大学院進学にも挑み、合格を勝ち取った。 現在は製薬企業の事業開発部に所属し、他社との提携に向けた評価 検討業務を担当する。世界中のバイオテクノロジー企業や専門家と議論 を重ねながら、開発品の科学的評価を行い、新たな治療薬を待ち望む患 者さんに届けるために貢献することを目指している。 「入社8カ月目には部署を代表してアメリカでのイベントに参加しました。 不安もありましたが、挑戦こそ成長するチャンスです」 挑戦を続けた先に広がる未来は自分次第でどこまでも大きくなる。鈴木 さんはその道を、たしかな足取りで歩み続けている。 製薬企業で世界を舞台に挑戦する今へ 「できない」が「できる」に変わった大学時代 創価大学工学部2017年卒 鈴木 伸子さん (製薬企業 事業開発部) HPAIRに参加していた GCPの仲間と。HPAIR はさまざまな国の学生と 交流する貴重な機会と なった 1年次の終わりに研修 で訪れたフィリピンにて GCPの仲 間と。約2週 間フィールドワークなど を経験 「英語が話せない自分に自信が持てませんでした。でも、アカデ ミックアドバイザーの『毎日通い続ければ変わる』という言葉を信じ て、World Language Cente(r WLC)に通い始めました」 堀さんは入学後、英語スピーキング向上のためにWLCのプログ ラムに毎日取り組み、半年でTOEFL iBTスコアを25点伸ばしまし た。 「今では留学生と気軽に会話を楽しめるようになりました。続ける ことで結果が出ることを実感しました」 創価大学の充実した学習環境が、堀さんの成長を支えています。 「毎日の積み重ねが 自信になりました」 堀 姫菜詩さん(国際教養学部2年) 創大生たちの Switch on! エピソード それぞれの「小さな一歩」は、一見ささやかかもしれません。 でも、一歩を踏み出す勇気がたしかな成長に つながっています。創価大学には、あなたの「一歩」を 後押しする環境があります。 13

RkJQdWJsaXNoZXIy Mjc4NTQzNg==