創価大ニュース「SUN」 131号 2026 Autumn

09 高校までの私にとって、夢と目の前の勉強は別々のものでした。 それが創価大学では、学んだことがロボットという形になり、楽 しい毎日でした。「やりたいなら、1年生でも研究室へ」という崔 龍雲先生の言葉に惹かれて創大に進学した私は、1年から研究 室に通い、仲間とロボットを一からつくり、RoboCupで優勝しま した。JAXAの面接でアピールしたのも、自分たちでつくったロ ボットです。 今JAXAで取り組むテーマの一つが、宇宙を漂う衛星やロケット の破片をロボットで取り除く技術です。まだ正解がなく課題ばかり ですが、大学で身につけた「学ぶ力」で必要なことを自ら探し、学 び、試行錯誤をしています。今春からは母校の博士後期課程へ。 地上のロボットを知る自分だからこそ、宇宙に持ち込める問いが ある。恩師たちのいる研究室で、それを形にしたいと思っています。 理工学部の3研究室の学生でつくる知能ロボット開発 チーム。設計からプログラムまで自分たちの手でつくり上 げる。今年4月の国内最大規模の知能ロボット競技会で は、宇宙空間での支援をテーマにした新競技で優勝した。 AI、ロボット、情報セキュリティ、環境、生 命科学。多彩な研究室が揃う。国際学会で 受賞を重ねる研究者のもとで、学部生のう ちから研究に加われるのが特色。 机の上の数式が、 目の前で動くロボットになる。 JAXA研究開発部門 研究開発員。 2023年 理工学研究科 博士前期課程修了。 崔龍雲研究室で学び、現在は同じ研究室の 先輩でもある萩原良信准教授のもとで研究 池田 勇輝さん 卒業生インタビュー 「やりたい」と口に出せば、その学生の背中を、創価大学の先生は押してくれます。 夢に向かって一歩を踏み出すのに、学年や成績は関係ありません。 大学では知能ロボットの競技会「RoboCup」に仲間と挑み、 現在はJAXAで宇宙ロボットの研究に取り組む池田勇輝さん。 その挑戦もシンプルな「やりたい」という気持ちから始まりました。 研究室での問いから、未知への挑戦が始まった。 萩原 良信准教授(理工学部 情報システム工学科) 理系の学びは、 ほかにも 研究室では、答えをすぐには教えません。わからないから面白い。遠回りを楽しむ好奇心こそが、未来を 切り拓くからです。私が学生の成長を感じるのは、「先生、こうしてみたいのですが」と自分の言葉で提案 するようになった瞬間です。学部生時代にそういった経験から学ぶ力を身につけ、宇宙開発の最前線を知 る池田さんにしか立てられない問いが、今この研究室に新しい視点をもたらしていると感じています。 教員コメント いけ だ ゆう き Team SOBITS 仮説を立て、 試し、問い直す 学ぶ力 4

RkJQdWJsaXNoZXIy Mjc4NTQzNg==