創価大学ニュース「SUN」99号 2018 Autumn
06 Soka Univ. News 本学の平和問題研究所は広島大学等に 続いて、本学開学間もない1976年に開設 し、平和に関する調査・研究や、授業を行っ てきました。さらに、本年度より、カリキュラ ムを改正し、「平和」「環境」「開発」「人権」 などSDGsともつながりが深い分野からな る世界市民教育科目群を設置しました。 学生たちの取り組みでは、長年にわたっ て発展途上国との交流も深めています。例 えば、ケニアのナイロビ大学での研修は約 30年前にパン・アフリカン友好会が中心と なって開始しました。今年よりザンビアで も研修が実施され、学生は正課外でも多く のことを学んでいます。 また、古賀さんのASPIRE SOKAの説明に ありましたが、創価大学が参画したUNAIで 掲げている10原則のうち、原則6の「人々 の国際市民としての意識を高める」から原 則10の「異文化間の対話や相互理解を促 進し、不寛容を取り除く」までの5原則を中 心に、創価大学として取り組んでいます。 SDGsの目標達成に向けて 国際的な研究も推進 馬場 研究面でも、SDGsの目標達成に資 するプロジェクトを進めています。 2015年にJST(科学技術振興機構)・JICA (国際協力機構)によるSATREPS(地球 規模課題対応国際科学技術協力プログラ ム)の採択を受け、マレーシアで研究機関 と共同研究事業を開始しました。このプロ ジェクトは、熱帯域の水産養殖場で大量に 排出されている汚泥から抽出した栄養分 を用いて、抗酸化物質などの高価値物質 を多く含む微細藻類を生産し、環境保全と 貧困の軽減を両立しようというものです。 さらに昨年度には、文部科学省の支援を 受け、研究ブランディング事業を立ち上げ ました。この事業では、エチオピアの湖で 過剰繁茂する水草を分解処理し、取り出し た栄養分を用いて健康食品となる微細藻 類を生産・販売します。このようなビジネス モデルを地域に広めることで、周辺住民の 健康改善・貧困の軽減に貢献したいと考え ています。 このように、創価大学では、教育面、研究 面ともに、SDGsの目標に密接に結びつい た取り組みを以前から実施しています。 古賀 普通の授業だけでなく、海外研修 などを通し、さらに活動を広げるきっかけ となっています。私も日本だけでは分から ないことを、たくさん学んできました。 吉本興業ではどのような取り組みがあり ますか。 お笑いのコンテンツとSDGsの コラボで認知度を高める 生沼 私が在学中の頃に比べて、創価大 学では、新しい取り組みが増えています ね。少し羨ましいです。 電通さんが2018年の4月に発表された 「SDGsに関する生活者調査」では、日本 国内のSDGsの認知率は14.8%という結果 に対して、共感度は73.1%と高い数字が出 ており、知った方には関心を持っていただ けるというのが現状です。 そのような中で、吉本興業では、SDGsを 多くの人に知ってもらうために、私たちが 持っている様々な「笑い」のコンテンツを SDGsと組み合わせ、発信していくことを考 えました。 最初の取り組みは、昨年の4月に行った 『島ぜんぶでおーきな祭』というイベント 内での企画です。ここでは、SDGsの各目標 のパネルを掲げて、西川きよしや、アジア の現地で実際に活動している「アジア住 みます芸人」の方たちが、沿道に駆け付け た約9万人の観客の前でレッドカーペット を歩行し、多くの方にSDGsをPRするととも に、この様子は、海外のメディアにも多数取 り上げていただけました。 また、会場を変え、波の上うみそら公園 では、『そうだ!どんどん がんばろう!スタン プラリー』(略してSDGsです)という企画を 実施いたしました。SDGsの17の目標を、よ しもと芸人たちの持ちギャグと絡め17の スタンプにした企画で、会場内で、これら のスタンプを集めると抽選会に参加できる という企画です。この企画には、たくさんの お子さんに参加いただき、SDGsに触れる ファーストタッチになったかと思います。 その他にも、SDGsを数え歌のように覚え ることができるライトアニメーションムー ビー『未来人からのメッセージ~世界を変 えるための17の目標』を制作し、イベント ステージや映画上映前に流しました。 また、展示コンテンツとして、国連さんが 学生を対象に行っている『わたしが見た、持 続可能な開発目標(SDGs)写真展』の受賞 特集2 < SDGs スペシャル対談> 生沼教行氏×馬場善久学長 吉本興業株式会社 コーポレートコミュニケーション本部 プロデューサー 創価大学では、SDGsの目標に密接に結びついた取り組みを 以前から実施しています。グローバルな環境の中で、これからも SDGsの目標を先導するような人材を輩出していきたいと考えます。 Special Feature 2: SDGs Special Interview between Yoshimoto Kogyo Co., Ltd. Corporate Communications Division Producer Takayuki Oinuma, and University President Yoshihisa Baba
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