創価大学ニュース「SUN」99号 2018 Autumn

08 Soka Univ. News 特集3  SDGs への本学での取り組み事例 悲鳴をあげる地球を救え 森林破壊と 生物多様性の喪失 国連食糧農業機関(FAO)によると、「世界の森林面積は過 去25カ年間に41億haから40億ha弱へと3.1%減少」したこと が世界森林資源評価(FRA)2015にて報告されている。特に 2000年から2010年にかけては、年平均1,300万haの森林が 消失したとされ、南アメリカの熱帯林などが著しく減少してい る。森林破壊の主な原因としては、商業用の木材としての伐 採である。これらの熱帯林には、たくさんの種類の植物が生育 しており、それらを餌または住みかとする動物も生育してい る。森林伐採が進むことにより、これらの動植物が生育してい く場所が奪われてしまうため、生物多様性が失われてしまう。 これらの熱帯林において、毎日約100種が消失しているとも 言われている。 SDGsの達成が求められる背景の1つには「プラネタリー・バウンダリー」という概念があリます。これは、  ストックホルム・レジリエンス・センターの所長ならびにストックホルム大学教授のヨハン・ロックストローム 氏らにより研究・提唱されたもので、研究成果は2009年に雑誌「Nature」に発表されています。 気候変動など「人間が安全に活動できる範囲内にとどまれば、人間社会は発展し繁 栄できるが、境界を越えることがあれば、人間が依存する自然資源に対して回 復不可能な変化が引き起こされる」とされ「地球の限界」とも呼ばれてい ます。このセクションでは、それらの課題解決に向けて、創価大学の 研究室で実施されている取り組みの一例を紹介していきます。 Section 1 Special Feature 3: Examples of University Initiatives towards SDGs

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