TICAD7ポストイベント「SDGsとアフリカ―価値創造で共にひらくアフリカの未来」を開催
第7回アフリカ開発会議(TICAD7)の連携事業として、9月1日(日)、パシフィコ横浜・会議センターで、シンポジウム「SDGsとアフリカ―価値創造で共にひらくアフリカの未来」を開催しました。
このシンポジウムは、創価大学開学50周年にあたる2021年に向けた周年事業の一環で、国連「持続可能な開発目標(SDGs)」の推進に寄与することを目指しています。一般社団法人アフリカ開発協会(AFRECO)の後援のもと、TICAD7の連携事業として実施しました。
午前中に「平和」「人権」「環境・開発」の3つの分科会が開催され、午後にはシンポジウムを行いました。馬場善久学長は、創価大学は「創造的な世界市民」の育成を教育目標に掲げ、教育・研究等の取り組みを通して、SDGsの達成と「誰も置き去りにしない」という地球社会の実現に貢献することに言及しました。さらに、創立者池田大作先生がかねてより「21世紀はアフリカの世紀」と展望されたことに触れ、本学がこれまでアフリカの9カ国13大学と学術交流協定を結び、約400名の学生交流を行ってきたことについて述べました。続いて、ザンビア共和国のンディオイ・M・ムティティ駐日大使、ジンバブエ共和国のタイタス・M・J・アブーバスツ駐日大使が基調講演に登壇しました。
パン・アフリカン友好会による歓迎演目、本学とアフリカの大学と協同しているプロジェクト(PLANE3T Project)の発表、午前の分科会を受けた学生によるテーマ別の学生によるプレゼンテーションの後に、国際熱帯木材機関(ITTO)のゲァハート・ディタレ事務局長らによるパネルディスカッションも行われ、閉幕しました。
参加者からは以下のような声が寄せられました。
・両大使をはじめ、アフリカの方から直接現地が抱える課題を聞くことができ意義深かった。また、学生によるプレゼンテーションは、ESDを進める上でのモデルケースとして非常に参考になった。SDGsの17のゴールを議論していく上で、何が私たちにできるか考えさせられた。
・パン・アフリカン友好会のパフォーマンスでアフリカを感じた。多様なバックグラウンドの専門家のパネルディスカッションを通じて、新しい視点を持つことができた。
・多国籍の人々と自身の関心事以外のことについても意見交換することができ、非常に刺激的な1日となった。