【「価値創造×SDGs」Week開催レポート】
馬場善久 創価大学学長
2020年12月11日(金)~17日(木)にわたって、「価値創造×SDGs」Week(後援:国連広報センター)を開催しました。11日のオープニングイベントでの、創価大学の馬場善久学長の挨拶レポートです。
本日、「価値創造×SDGs」ウィークをスタートするにあたって、一言ご挨拶を申し上げます。
まず日頃よりご支援をくださっている皆さまに改めて御礼を申し上げます。そして今回の「価値創造×SDGs」イベントに関心を寄せられ、ご参加いただきました皆さまに心より感謝を申し上げます。
創価大学は、2019年4月に価値創造を実践する世界市民の育成をテーマとし、国連の持続可能な開発目標SDGsへの貢献をその大きな柱とする2021年からの次期中長期計画の概要を公表しました。そして2019年度より、2021年に迎える創立50周年記念事業の一環として「価値創造×SDGs」シリアルイベントを実施してまいりました。
昨年9月に第7回アフリカ開発会議(TICAD7)の連携事業としてパシフィコ横浜会議センターでシンポジウム「アフリカとSDGs ―価値創造で共にひらくアフリカの未来」を開催したことに始まり、本年7月には7月18日の「ネルソン・マンデラ国際デー」を記念して、南アフリカ共和国のンゴニャマ駐日大使によるオンライン講演会を開催いたしました。さらに10月には「第50回創大祭」「第36回白鳥祭」実行委員会との共催で核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)のベアトリス・フィン事務局長によるオンライン講演会を開催しております。そして今回、音楽の教育理念である価値創造に基づいて取り組んできたSDGs活動の成果を広く社会に還元するために、「価値創造×SDGs」ウィークとして共通テーマ“平和・人権”に関わる問題についてのシンポジウム、展示、学生企画等の連続イベントを行ってまいります。
本日は「価値創造×SDGs」ウィークの開幕として、「人間の安全保障」フォーラムの高須幸雄理事長に記念講演をしていただけることになりました。高須先生は国際連合で日本国大使、国連事務次長等を歴任され、国際社会の平和構築のために大きく貢献をされてきました。とりわけ、すべての人が尊厳を持って生きる、自由を享受できる世界にするために「人間の安全保障」という新たな規範の確立に尽力をされてきました。そうしたご功績から2010年以来、「人間の安全保障」担当の国連事務総長特別顧問を務められています。平和と人権をメインテーマとする今回の「価値創造×SDGs」ウィークの開幕にあたり、高須先生をお迎えし、ご講演いただけることに改めて感謝を申し上げたいと思います。高須先生のご講演は今回のイベントの意義を幾重にも深めることと確信いたします。
さらに本日の開幕にあたり、ご公務繁多の中、国連広報センター(UNIC)根本かおる所長からご挨拶をいただけることになりました。
本学では、これまでに平和の創造に貢献する世界市民の育成に取り組んできました。そうした取り組みの一環として2014年、国連のアカデミック・インパクトに加入し、国連及び世界の加盟各大学との交流を続けてきました。根本所長には本学のアカデミック・インパクト加盟を記念する特別公演会にてご講演いただくなど、さまざまにご支援をいただいております。本学では根本所長そして国連広報センターのご理解・ご支援を受けて本学の取り組みをより充実させることができることに、深く感謝を申し上げます。誠にありがとうございます。
高須先生、根本所長にご参加をいただき、「価値創造×SDGs」ウィークを開幕できますことを重ねて感謝申し上げ、ご挨拶とさせていただきます。ご参加の皆さま、誠にありがとうございます。