【「価値創造×SDGs」Week開催レポート】
田中亮平 創価大学副学長

2020年12月11日(金)~17日(木)にわたって、「価値創造×SDGs」Week(後援:国連広報センター)を開催しました。17日クロージングイベントでの創価大学の田中亮平副学長の閉会の挨拶です。

本日は「価値創造×SDGs」ウィークのクロージングイベントにご参加いただきまして、誠にありがとうございます。

本日のイベントで貴重なご講演をいただきました立教大学副学長の長有紀枝先生には厚く御礼を申し上げます。紛争を自分とは関係ないと思わないことが大切であるということ、また、リーマ・ボーイさんのユニークな抗議活動、IPPNW(核戦争防止国際医師会議)の敵味方を超えた医師たちの思い、ノームの波及リサイクルのお話しなど、いずれも非常に印象深いもので、感銘いたしました。今後の私どもの活動にも重要な示唆をいただいたと感謝しております。

さて、「価値創造×SDGs」ウィークは、本学創立50周年記念行事の一環でシリアルイベントとして開催しております。昨年9月にアフリカ開発会議(TICAD7)のポストイベントを、同サミット総会の会場であるパシフィコ横浜で開催したのを皮切りに、今回で通算6件目の開催となりました。SDGsのゴール16の“平和・公正をすべての人に”に焦点を絞り、丸1週間にわたってフォーラム、シンポジウム、展示会などさまざまなセッションを連日開催してまいりました。

国連事務総長特別顧問の高須幸雄先生のオープニングスピーチに始まり、本日の長有紀枝先生に至るまで、それぞれが示唆と啓発に富み、新しい意欲を掻き立てられる素晴らしい講演の数々を催すことができました。今後の創価大学にとって、特にSDGs推進にとっては、得難い財産になったと考えます。
コロナ禍のためにオンライン開催となりましたが、ご参加いただいた皆さまからも、多くの感想や、非常に肯定的な評価をいただき、有り難く思っています。

学外からの参加者の皆さまからは、「SDGsの本当の目的は、個人の尊厳を守ることというお話しが的確でわかりやすかった。素晴らしいイベントでした」「私たちに、質の良い情報が届く素晴らしい機会を作っていただき、ありがとうございました」「パワフルさ、エネルギーがすごくて感動・興奮しました」など、多くの声をいただきました。

本学学生からは、例えば赤十字国際委員会のサビオ駐日代表のスピーチについて、「実際に平和構築に携わる方から貴重なお話しを聞くことができ、大いに学びになりました。特に、若い世代がグローバルな視点で社会を見ていくこと、意見を持つことが重要だと改めて気づかされました」という感動の声が寄せられました。このような数々のコメントから、学生にとっても新しい発見に満ちた日々であったことがうかがえました。

今回の「価値創造×SDGs」ウィークは多数のご参加をいただき、充実した内容をご提供できたものと大変嬉しく思います。

SDGs展示では、世界から身近なコミュニティ、そして日々の生活までと、“持続可能な未来を作るには何が問題で、何をしなければならないのか、あるいは何ができるのか、これを知るところから始まり、次に自己のマインドセットを見つめ直し、知識やスキルを身につけて貢献できる自分へと成長し、さらに貢献に向けた具体的な行動へとつなげていく”とありました。地球市民として生き、このステップを共々に歩んでいくため、創価大学はこのイベントシリーズ「価値創造×SDGs」を今後も開催してまいります。ご支援、ご参加のほど、どうぞよろしくお願い申し上げます。ありがとうございました。

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