【「価値創造×SDGs」Week開催レポート】
石田 蓮奈さん(国際教養学部4年)

2020年12月11日(金)~17日(木)にわたって、「価値創造×SDGs」Week(後援:国連広報センター)を開催しました。16日学生企画「ユースセッション」での石田蓮奈さん(国際教養学部4年)のプレゼンテーションのレポートです

テーマ:少女の妊娠について――教育の重要性と社会の理解

石田さんは、創大祭でアフリカや中東などで習慣として行われている女性性器切除(FGM)を知って、ジェンダーに関心を持つようになる。国際NGOプラン・インターナショナルのメンバーとなり、女性の権利を守る活動を行う。今回、活動でさらに問題意識を強めることになった未成年の妊娠について取り上げた。

「友人が高校時代に妊娠し、中絶をしたことで自分を責めていました。退学し、社会的に孤立していました。だからこのような問題に取り組み、みんなに考えてもらいたいと思いました。そこで私が所属するNGOでワークショップを開催し、その企画の一つとして寸劇でこの問題を取り上げました。参加者たちはショックを受けていました。涙を流す人もいました。高校生に見て欲しいとも言ってもらえました。

妊娠した高校生のほとんどは退学勧告されます。その後は、仕事も見つかりません。男性パートナーとの関係も不安定となり、多くはシングルマザーになります。助けが必要なのに声を上げられない。社会では未成年で妊娠した女性を無視する傾向があります。差別するのです。私は、教育機関がもっと情報提供をすべきと考えます。基本教育として高校のシラバスに含めるべきです。曖昧な点を明確にすべきです。どうぞ今、私の話を聞いていらっしゃる皆さま、こうした少女たちに耳を傾け、痛みや気持ちをわかってあげて欲しいと思います」

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