【「価値創造×SDGs」Week開催レポート】
山岡 美穂さん(文学部4年)

2020年12月11日(金)~17日(木)にわたって、「価値創造×SDGs」Week(後援:国連広報センター)を開催しました。16日学生企画「ユースセッション」での山岡美穂さん(文学部4年)のプレゼンテーションのレポートです

テーマ:真のジェンダーフリー――自分らしく生きられる社会に

山岡さんは、日本社会で、ジェンダーにより生じる偏見や不平等の問題について自身は何ができるか見つけるため、ジェンダーフリーが進んでいるカナダとデンマークに留学した。それは、自分らしい生き方を考える機会でもあった。

「留学中、友人たちとお喋りをしているとき、私は彼にガールフレンドはいるの?と聞き、彼女にはボーイフレンドはいるの?と聞きました。すると2人はショックを受けたような表情でこう言いました。『ミホ、それはジェンダーバイアスだよ。男だからといって女を愛するとは限らないし、反対も然り。ジェンダーで愛する人を決めるわけではないだろう?』。ショックでした。私も無意識にジェンダーバイアスを持っていたのです。私自身、子供のころからジェンダーバイアスのせいで自分らしさを出せずに苦しんでいたのに。
ジェンダーフリーな社会では、より自分らしく生きることができます。社会が生み出した男女という枠にはまる必要がなく、ただ自分らしくあれば良いのですから。ジェンダーフリーの中で自分らしくあるための方法は①自分の代名詞を彼、彼女、それ以外(they)から選ぶ。②自分に自信を持つ。③他の人より良い誰かなんかいないと気づく。④みんなは同じだと意識する。⑤誰も人を批判する資格はない。この考え方はカナダ、デンマークの教育で大切にされているものです。
私はこの留学での経験を通して、教育の重要性に気づきました。将来は英語教師になり、カナダやデンマークで行われている教育を体現し、日本の子ども達の可能性を引き出し、ジェンダーにとらわれず自分らしく生きていくよう導いていきたいです。

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