済州大学元総長 趙文富氏

桜の満開する4月、「人間教育」の理念を共有する創価大学創立50周年、誠におめでとうございます。

20年前、私はありがたいことに創立者池田先生と対談するため創価大学を訪問しました。爽やかな朝の空気の中、鳥の鳴き声を聞きながら「文学の池」と「哲学の道」を散策していた時のことは今でも鮮明に覚えています。また、2014年の創価大学「創価同窓の集い」も忘れることはできません。

しかし、何よりも忘れることのできないことは、自分が国立済州大学の総長であった1999年5月に池田先生を済州大学にお迎えし名誉文学博士号を授与させていただいたことであります。
先生は「韓国は日本にとって文化大恩人の国であります」と語られ、全地球を包み込むような広い心で私たちを包んで下さいました。

私は池田先生のその深い慈愛への感謝の思いを今でも忘れることができません。
創価大学には全人類と地球の未来を考える創立者池田先生の深い慈愛の心を受け継ごうとする精神で溢れています。そのため今後もますます発展することと期待されます。

世界は今新型コロナウィルス感染症により大変な時を迎えています。
人々の心は恐怖や絶望に覆われ、経済の非常事態の中で無数の人たちが生計を超えて生存自体を憂いでいます。その中で、大学は果たしてどのような役割を果たせられるのでしょうか。いな、何をすべきでしょうか。結局、大学で学ぶ哲学の英知と最先端の科学技術の研究は人類の幸福と平和のために貢献していかなければなりません。
こういった点から、世界平和と人類の共生、繁栄のために貢献していく人材を養成している創価大学は人類にとって永遠の希望の光源となることと確信するものであります。

創立50周年を迎える創価大学のますますの発展と、日韓の模範として済州大学との友好交流のさらなる発展を心よりお祈り申し上げます。大変にありがとうございます。

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