
ロシア連邦
ミハイル・ユーリエヴィチ・ガルージン駐日特命全権大使
ロシア連邦 ミハイル・ユーリエヴィチ・ガルージン駐日特命全権大使
創立50周年の佳節を心よりお祝い申し上げます。この記念日を皆さんと共に喜び合うことができ、大変嬉しく思います。学生時代、私は創価大学に留学し、たくさんの良き思い出、楽しい思い出を刻むことができました。
創価大学は、創立の当初より我が国との交流推進の最先端に立ってこられました。1975年、池田大作創価学会会長の第2回ソ連訪問の折、創価大学とロモノーソフ記念モスクワ国立大学は学術交流協定を結びました。以来、学生の交換留学が毎年行われるようになり、教員交流も常に行われています。創価大学はサンクトペテルブルグ国立大学や極東連邦大学、プーシキン記念国立ロシア語大学など他のロシアの大学とも交流されています。これまでの40年余りの年月で700人以上の学生が留学プログラムに参加しました。そして留学経験を生かして日露交流及び他のC I S諸国との交流の発展に貢献しています。
卒業生たちは旧ソ連邦にある日本大使館や日本の主要な銀行、企業等で働いています。
創価大学はまた通訳養成でも有名です。貴大学を卒業したロシア語の通訳陣はハイレベルの交渉や国際会議、日露フォーラムなどで活躍し、また芸術家など文化人の通訳も担っています。
また、ロシアという国と文化を日本人や外国の学生に紹介する活動を常に行なっているロシアセンターを学内に設立して下さったことについても感謝いたします。我が国との交流発展に尽力し、展示会や講演会、プレゼンテーションなどを大学として常時実施されていることを高く賞賛したいと思います。こうした崇高な活動において今後も全面的な協力を惜しまない所存です。
さらに特筆したいのは、創価大学が毎年ロシア語コンクールを開催されてきたことです。ロシア政府の留学枠もありますので、学生、教員の皆さんに是非ロシアの大学で留学、研修のチャンスを活用して頂きたいと思います。
最後に重ねて創立記念のお祝いを申し上げます。そして今後もさらにロシアにゆかりのある人々が創価大学の歴史に名を連ね、両国の友好交流発展に向けたプロジェクトが実現していきますよう願っております。