デラサール大学 Br.レイムンド・B・スプリド FSC学長

本年創立50周年を迎えられる貴大学と、この意義深き時を共にお祝いできますこと、大変に光栄に存じます。質の高い教育の提供は、必ずしもすべての高等教育機関が成し遂げられることではありません。しかし、貴大学は時の試練に耐えてこられ、本学も貴大学のパートナーとして共に前進できることを大変誇りに思います。

2008年に貴大学と覚書を締結して以来、本学と貴大学との協力は12年以上続いてきました。特に本学にとって2017年と2018年は、創価大学のグローバル・シティズンシップ・プログラムの学生を本学に迎えた特別な年であり、同オナーズプログラムの学生の皆さんには、本学の選抜教員による講義に参加していただきました。

その中で最も印象に残る場面となったのが、Most Blessed Sacrament Chapel(モーストブレストサクラメント教会)とBrothers’ Memorial Garden(ブラザーズメモリアルガーデン)での献花式でした。貴大学の担当教員が、第二次世界大戦中にデ・ラ・サールの同朋や同僚に起きたことを学生に説明しようと時間を割いてくださったことに深く心を揺さぶられました。

これは、若い人々の心を開き育てようとの真摯な思いが大学になければできないことであり、また、壁を打ち破ることで、真にグローバルなコミュニティーを誰もが創り出すことができるようにするという国際化の真髄を、貴大学は体現されております。

デ・ラ・サール大学をパートナーとして選んでいただいたことへの感謝をこめて、この度貴大学が大切な佳節を迎えられたことにお祝い申し上げます。今後の貴大学のさらなる発展を願っております。

トップへ戻る
寄付事業の
ご案内
2030年への
Vision