お知らせ
2021.01.04

2021年新年のご挨拶 学長 馬場善久

2021年という意義ある年を箱根駅伝の往路優勝と総合2位という快挙で開幕することができました。駅伝関係者ならびに全国・全世界で本学にご支援をいただいている方々に感謝し、皆様のご健勝とご多幸を心からお祈り申し上げます。

昨年は新型コロナウイルス感染症という未曾有の状況の中で、教育と研究の継続のため、教職員、学生、そして、多くの皆様のご協力を頂きました。すべての皆様に心からの感謝を申し上げます。パンデミックという状況は、社会が相互依存の関係で成り立っていること、そして、私達の生活が、医療従事者の皆様を初め、エッセンシャルワーカーの方々に支えられていることをあらためて私たちに教えてくれました。コロナ禍においても変わらずに社会を支えていただいている皆様に心からお礼を申し上げたいと思います。

こうした状況においても学生たちは、創意工夫しながら、学外でのビジネスコンテスト優勝や箱根駅伝をはじめ、様々な分野で目覚ましい活躍を見せています。社会の変化が大きい中でも、進展したオンラインによって今まで以上に世界中の人との繋がりが生まれ、学びの可能性は広がっています。また、昨年は研究面でも大きな成果を得た一年でした。昨年秋に策定された「学術研究の大型プロジェクトの推進に関する基本構想ロードマップの策定-ロードマップ2020-」に搭載された15のプロジェクトの一つ「ヒューマングライムコームプロジェクト」に本学の糖鎖システム融合研究所が連携機関として参画します。また、プランクトン工学研究所がSATREPSに採択をされました。詳細は「2020 創大10大ニュース」を是非ご覧ください。

本年4月2日に、本学は創立50周年の佳節を迎えます。昨年4月には、新たな10か年の中長期計画として、「Soka University Grand Design 2021-2030」の基本構想を発表しました。テーマを「価値創造を実践する『世界市民』を育む大学」と掲げ、4つの戦略分野(教育・研究・SDGs・ダイバーシティ)において具体的な計画を策定しました。コロナのために50周年記念行事については見直しを余儀なくされていますが、学生、教職員、卒業生、保護者の方々、そして、本学を支援くださっているすべての皆様が、「創価教育学体系」発刊100周年となる2030年への新たなスタートをできるように記念行事を準備していきます。詳細が決まり次第、ホームページ等でお知らせいたします。

これまで本学学生の中から若干の感染症の陽性者が出ましたが、幸いなことに重篤になることなく回復されています。しかし東京都では感染状況並びに医療提供体制が共に最高警戒レベルに達しています。更に、より感染力が強い新型コロナウイルス変異種が日本でも発見されています。一人ひとりが「感染しない」、「感染させない」との意識を持って行動をしてまいりましょう。皆様のご健康と益々のご活躍を心よりお祈り申し上げます。

2021年1月 創価大学学長 馬場善久

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