40期生の菅原將です。まず、コロナ禍という危機の中でも、志高く勉学、学内活動に挑んでいらっしゃる創価大学の現学生の皆様の奮闘に心から拍手を送りたいと思います。次元こそ異なりますが、私は大学1年の春、東日本大震災を経験し、大学が5月頭まで授業が再開できなかったという時期を経験したことがございます。

当時の私は、専門的な知識もなく、ただただ事が好転することを待つだけの人間でしたが、2010年度に開設されたグローバル・シティズンシップ・プログラム(GCP)の1期生として学業に励み、良き仲間と教職員に恵まれて充実した大学生活を送りました。卒業後は海外大学院に進学し、「後に続く後輩のために自分が結果を残したい」との思いで研究を重ね、免疫学で博士号を取得することができました。現在はアメリカで免疫学の研究室で働くなか、コロナウイルス免疫の解明に関するプロジェクトに一部関わらせていただいております。

苦労の多い中での学生生活かと思いますが、このコロナ禍での日々を10年後に振り返った時に、「あの時自分はこういった目標を立て、挑戦したからこそ、今の自分がある」といえるように、志を高く持つ仲間とともに切磋琢磨し、自発的に学ぶ力をつけていってもらいたいと思います。アメリカの地より皆さんの成長を応援しています!

トップへ戻る
寄付事業の
ご案内
2030年への
Vision