開学50周年おめでとうございます。25期の高橋琴美です。卒業後は富士ゼロックスに入社し、希望の中国駐在となり、働きながらエグゼクティブMBA(経営学修士)を取得し、米国大手ITコンサル会社、ユニシスにて管理職として経験を積んだ後に、米国のハーバード大学にて、仕事をしながらAMP(世界一流企業の上級管理層が学ぶMBAプログラム)を修了しております。

ハーバード大学経営大学院にて

現職では、海外企業の副社長を兼任しつつ、自身の会社も昨年末に立ち上げ、経営アドバイザーとして、主に日本の各産業の大手企業の社長・取締役に対し、米中貿易摩擦による地政学的リスクの助言、海外事業戦略、海外におけるSDGs活動の提案、ブランディング等のお手伝いの仕事をしており、国際市場における日本企業の存在感を高めることに日々使命感を持って仕事に取り組んでおります。

在学中は、3年次に中国の深せん大学に1年留学させて頂きました。留学時に、創立者からの温かい激励を胸に、毎日睡眠3時間で勉学に挑戦したことが昨日のように思い出されます。また、1年次にはSUAにも留学し、在学中に米中2か国の語学と文化を経験させて頂いたことが、現在の私の仕事や、その後のMBA等の経営の勉学の基礎、そしてキャリアの原点となっています。

米ハーバード大学では、世界の知性の大手企業経営者と共に、正しい倫理観を持って世界を正しい方向へ導いていく、という強い使命感と、一人の人間として一流であることのエリート意識を徹底的に学ばされました。それは、創価大学の「人間教育の最高学府たれ、新しき大文化建設の揺籃たれ、人類の平和を守るフォートレス(要塞)たれ」という建学の精神と通じるものがあります。

21世紀は「女性の世紀」であり、創立者は「英知を磨くは何のため、君よそれを忘るるな」とおっしゃっています。私は在学時代に寝る間も惜しんで真剣に勉学に向き合わせて頂いたことが、自身の原点となっています。現在コロナの挑戦はありますが、創価大学ほどに恵まれた勉学の環境を提供してくれる大学はないと存じております。是非在学中の皆様には、大学の各カリキュラム、グローバルネットワーク、留学制度等を存分に活用して、将来の活躍の基礎を築いて頂くことを強く願っております。また、女性が活躍する時代になりました。創立者が願うように、一人でも多くの女性の皆さんが、決意を新たにし、太陽のように明るく朗らかに社会で活躍し、正しい方向に世界を導いていく人財に育ちゆくことを、心から祈り応援しております。ともに日々成長し、頑張っていきましょう。

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