50周年に学ぶ創大生への応援メッセージ vol.21
所属学部:経営学部経営学科2002年卒業・28期
勤務先等:株式会社オクダ大阪
私は建設業(解体工事、仮設工事、アスベスト除去工事の専門工事会社)を営む会社で取締役大阪本店長兼営業部長として勤務しています。奈良県と大阪府に事務所を構えており、グループ会社含め50人の従業員が所属する会社です。
大学在学中は、難病である潰瘍性大腸炎に疾患し苦しかった時期がありました。創立者をはじめ、多くの友人に励ましていただき、勉学や諸活動をとおして「何事も最後まで諦めない忍耐力」を培うことができました。病気と付き合いながらの学生生活ではありましたが、今できることは何かを考え、一つ一つのことに全力で挑戦する大事さを学んだ大学生活でした。おかげさまで難病も卒業後、23歳で完治しました。
現在の会社に11年前に入社した当時は、リーマンショックの煽りが建設業に大打撃を与えており苦しい時期が続いていました。当時、私が赴任した大阪支店(大阪本店)では、売り上げの年間目標に届かなかった場合、支店を閉鎖するといった状況になりました。今こそ、創大卒業生の真価を発揮するときだと心に決め、誠実にお客様と向き合ってきた結果、仕事の受注が増加し、会社の苦難を乗り越えることができました。
昨年から続くコロナ禍においても、社員がやりがいをもって働けるよう、挑戦と努力の日々を過ごし、新しいことにも積極的に取り組んできました。本年は大阪支店から独立採算で大阪本店を立ち上げて10年が経ちました。今期は立上げの苦しかった当時から10倍の売上を達成することができました。2人から始まった大阪本店が現在は15人となり、活気あふれる会社へと成長しています。
在学生の皆さん、創価大学には志を同じくする素晴らしい仲間がたくさんいます。友情は生涯の宝物です。どうか皆様も良き友と出会い、切磋琢磨して大成長されるよう心よりお祈り申し上げます。また、創価大学で学べる一日一日を大事にし、感謝の思いを忘れず大学生活を大いに楽しみ、大いに勉強をしていただきたいと思います。
私も卒業生としての誇りを胸に、常に前進、常に拡大、常に感謝の心を忘れず、従業員と共に社会に貢献できる建設会社として大成長してまいります。