18期生として経営学部で学び、卒業後しばらくしてからニュージーランドに渡りました。現地でブドウ栽培やワイン造りの奥深さに魅了され、ブドウ園で働きながら国立大学で専門的に学ぶなどしてワイン造りに関する知識や経験を積んでいきました。
15年間住んだニュージーランドを離れ、帰国後の2013年から広島のワイナリーに入社し、一年目に醸造したワインが国内のコンクールで金賞などを受賞したのを皮切りに、毎年国内外のコンクールで受賞するワインを造っています。

在学中は決して真面目な生徒ではなく、音楽活動に没頭して学生の本分である勉学は二の次でしたが、大学を出た後になって「学ぶ」ことの大切さを実感し、様々な分野に興味を持つようになりました。在学中には気付かなかった創立者や先輩方の励ましの意味が、卒業後に少しずつ自分なりに理解できるようになり、もっと学びたい、もっと力を付けたいと思い、海外に飛び出したのもその延長線上にあったのだと思います。学生時代に「自分には必要ない」と決めつけていたようなコトやモノの中にこそ、後に必要になるものも多くあると気付きました。また、目の前の「為すべき事」を黙々とやることが、廻りまわっていつか必ずどこかで誰かの役に立ち、自分を助けるという事も経験を通して学びました。

開学50周年の大きな節目に在校生として日々勉学に励まれている優秀な学生さんも、今はそうでもない学生さんも、将来必ず世の中から必要とされる社会人になります。創価教育を受けた人材として、胸を張って社会に飛び出し活躍するために、友情を大切にして何にでも興味を持ち挑戦してください。特に学生時代に苦楽を共有した友は、一生のかけがえのない存在になると思います。今もそして未来も皆様がますます輝いていく事を願っております。

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