開学50周年おめでとうございます。31期の山田良子です。創大在学時は文学部社会学科で国際関係学を学び、卒業後、イギリスの大学院で修士号を、さらにアメリカの大学院で博士号を取得しました。その後、国際政治の舞台である国際機関に飛び込み、現在は国際原子力機関(IAEA)で核不拡散体制の強化に取り組んでいます。

自分の進路を選択する上で最も重要なきっかけとなったのは、創大時代に国際関係学に出会ったことです。ただ漠然と世界平和に貢献したいと考えていた自分にとって、平和と戦争を研究するこの学問に出会えたことは、その後の人生を決める重要なターニングポイントとなりました。より良い世界にするために自分に何ができるのか、自分なりの答えを見つけるためにはもっと学ばなくてはと、創大卒業後も海外に渡り、学問を磨き続けました。最終的にアメリカで博士号を取得し、その後ニューヨークやウィーンで国際機関の仕事に携わるようになりました。

今、創大時代を振り返って思うことは、あの4年間がその後の人生の土台になっているということです。多くの人にとって、創大での4年間は、その後の生き方を考え、選択し、決断する、人生における重要なタイミングです。そういう時期を一緒に過ごしてきた仲間は一生の宝であり、創大での思い出がその後の自分を支えてくれる糧となります。

創大から巣立った後は、一人一人が自分の場所で戦い、どんな時も自力で立ち上がっていかなくてはなりません。創大生の皆さんには、この限られた学生時代を存分に満喫し、仲間との思い出を作り、そして未来を生きる覚悟を決める4年間としていって頂きたいです。後輩の皆様の成長とご活躍を心より願っています。

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