開学50周年、誠におめでとうございます。35期生の金田美智代です。
経済学部を卒業し、パナソニック株式会社へ入社後、調理家電のマーケティングを担当し、現在は電子レンジの商品企画の仕事をしています。

「秀才とは、人の5倍の勉強家なり」。入学式で創立者が新入生へ贈ってくださった言葉です。当初何をしたらよいのか迷っていた私は、この言葉で視界が開けました。まずは目の前のことを人の5倍努力してみようと決意しました。

苦手意識のあった英語を克服するため、全て英語で経済学を学ぶインターナショナルプログラムを受講し、週に2日は朝を迎えるまで勉強した日々もありました。
その中で、通信教育の教育学部とダブルスクールをしながら、経済学部の授業も必死になって勉強。気がつくと、3年連続で特待生になっていました。また、西浦昭雄先生のゼミでは、日経ビジネスのプレゼン大会へも出場させていただき、1年間の努力が実り、2位に入賞。どんなことも全力投球で、人の5倍努力すれば、必ず結果がでるということを学ばせていただきました。

社会に出てからも、「今、人の5倍努力できているか?」ということを問い続けています。頑張れる時、頑張れない時もあれば、結果が出る時、出ない時もあります。どんな時でも、創大時代に努力した経験が、まだまだ頑張れると後押しをしてくれるので、あの時がむしゃらに努力をして本当によかったと思っています。

パナソニックの創業者である松下幸之助氏が、人材を見極める際の一つに「運がいい人」を挙げられていたといいます。運がいい人は、チャンスがあってもなくても、チャンスが来た時にすぐに掴める状態に努力しておくことができる人だと思うので、みなさんが、もしなかなかチャンスが回ってこないなと感じていたとしても、焦らず今できることを一生懸命頑張っていただきたいなと思いますし、そうやって努力を続けていく人には必ず結果がついてくると確信しています。

みなさんが、1日1日を大切に、悔いのない大学生活を過ごせるよう、心からお祈りしております。

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