創価大学ニュース「SUN」117号 2023 Spring

03 もちろん、多様な情報を有効活用で きる学生も多いと思いますが、結局同じ ような情報を見ているリスクも増えてい ると捉えています。 山﨑:創価大学では、教員の方々の専 門を生かし、社会の変化をカリキュラム に反映しています。2023年度からス タートする副専攻「SDGs」もその一 例です。学生が興味を持つと思われる 分野かつ社会に求められている力が磨 ける分野を、「副専攻」という形にして います。「データサイエンス」も今注目を 集めている分野に関する学問群です。 副専攻のいいところは、学生が専攻 を学ぶなかで、専門としては深く学べな いけれど、「もっと知りたい」という意 欲に役立つ点だと感じています。 原田:これからは副業の時代と言われ、 リスクヘッジの意味でも多くの選択肢を 持つことは大切です。元来、物事を複眼 的に見ることは、人生を豊かにするため に必要な視点です。 今、私はマーケティングアナリストと 大学教員、さらにはテレビ番組でのコメ ンテーターというように、いろいろな仕 事をしています。複数の立場があること での相乗効果は、リスクヘッジ以上に大 きな意味があります。 例えばテレビの仕事をすることで、 話術に長けた芸人さんとお会いする機 会がありました。そのとき芸人さんなら ではの会話術、コミュニケーションのう まさにじかに触れ、そのエッセンスを学 ぶことで、自分の企業に対するプレゼ ンテーションが向上した経験がありま す。ずっと同じ場所にいたり、同じこと を考えたりしていると、どうしてもマン ネリ化してしまいます。そうしたとき、 複数のチャンネルがあるとリフレッシュ できたり、それこそ物事を複眼的に見る ことができたりするという意味では、貴 重な経験です。 山﨑:本当にそうだと思います。学生た ちには学部を横断して学べる副専攻制 度を活用し、物事を複眼的に見る力を 身につけ、将来の可能性を広げてほし いと思います。副専攻が主専攻分野だ けでは得られなかった学びに触れ、自 発的な学問への興味・関心をさらに高 め、自分の夢や目的を達成する機会に なるといいですね。また、学生は副専攻 がなくても、「こういうことを学びまし た」と説明することもできますが、その 分野を体系的に学んできた証明として、 副専攻制度は将来的に社会で評価され るようになるのではないでしょうか。 「就活重視で自分に必要な学びを決めるのではなく、 日々の情報行動から広い視野を持ち、 自分の頭で考え、選択してほしい」by 原田曜平さん

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