創価大学ニュース「SUN」98号 Summer

98 創価大学ニュース 2018 Summer 特集2 日本初!創価大学でASAIHL総会を開催! Feature 2: ASAIHL Conference held at Soka University for the first time in Japan! 特集3 21世紀に生きる女性のために~創価女子短期大学国際ビジネス学科特集~ Feature 3: For women living in the 21st century –A special feature on the Soka Women’s College Department of Global Business Studies– 特集1 創価大学のグローバルな取り組み Feature 1: Becoming A Top Global University 特集4 『創価大学byAERA』 を語る Feature 4: Talking about “Soka University by AERA”

02 Soka Univ. News 特集1 特筆すべき成果(グッドプラクティス)として、アフリカとの交流拡大 スーパーグローバル大学創成支援事業 中間評価で最高のS評価を獲得! ~アフリカ諸大学との交流も強みに~ スーパーグローバル大学創成支援とは 文部科学省が実施する日本の大学の国際 競争力の向上を目的に、国内外の大学との 連携などを通じ、世界レベルの教育研究を 行うトップ大学や国際化を牽引するグロー バル大学に対して重点支援する事業です。 創価大学はタイプB「グローバル化牽引型」 として採択され、「人間教育の世界的拠点 の構築―平和と持続可能な繁栄を先導 する『世界市民』教育プログラム」事業を 通して、国際社会を創造的に切りひ らく「知力」と「人間力」を兼ね備えた 「創造的世界市民」の育成を目指 した取り組みを推進。日本人学生の 海外派遣や外国人留学生の受け入 れの拡大、教育プログラムの国際的 通用性の向上、学内ガバナンスのグ ローバル化などの取り組みが認めら れ、5段階評価(S~D)のうち最高 評価にあたる「S」評価を中間評価と して得ることができました。 アフリカ諸大学との交流が高く評価 なかでもアフリカ諸大学との交流拡大につ いては、特筆すべき成果(グッドプラクティ ス)の一つとして公表。「平和」「開発」「環境」 「人権」に関する人類的諸課題が特に集約 するアフリカ諸国の状況について学ぶ機会 を多く提供し、2016年度だけでもケニアへの 短期留学とボランティアを中心に年間合計 32名の学部学生をアフリカに派遣。さらに、 本事業を通じてアフリカの交流校も、新規に エチオピア・モロッコ・タンザニアの大学を 加えて、合計9カ国11大学へと拡大したこと について、「ユニークかつ大学の特性を活か した取り組みを実施している。」と、本学のア フリカ交流の取り組みが着目され、高く評価 するコメントが中間評価に付記されました。 S 【国際化の取り組み】 アフリカ諸大学との交流拡大 ◦2016年度だけでも 年間合計32名の学生をアフリカに派遣 ◦交流校もエジプト、ケニア、ガーナ、 南アフリカ、セネガル、ザンビアに加えて 新規にエチオピア、モロッコ、タンザニア の大学を合わせて、 合計9カ国11大学に 出典:スーパーグローバル大学創成支援事業 中間評価 「進捗状況の概要等」、「中間評価結果」より抜粋 人間教育の世界的拠点の構築 平和と持続可能な繁栄を先導する 「世界市民」教育プログラム 【構想名】 【総括評価】 スーパーグローバル大学創成支援事業 中間評価結果 出典:スーパーグローバル大学創成支援事業ウェブサイトより抜粋 【特筆すべき成果】(グッドプラクティス) Feature 1: Becoming A Top Global University 創価大学のグローバルな取り組み

03 ナイロビ大学との交流締結から30周年 互いにはじめての協定校 1988年5月に締結された学術交流協定は、 ナイロビ大学にとっては創価大学が初の 日本の大学との協定であり、本学としても はじめてのアフリカの大学との交流協定で した。この協定前年には創立者・池田大作 先生が、ムビシ副総長と会談されており、ま さに創立者の手で礎が築かれた本協定に よって多くの学生や教職員の交流が30年 にわたり行われてきました。今回は3月30 日~4月4日の日程でエノス・ンジェル人文 社会学カレッジ長、ピーター・ワサンバ文 学部長、オダリ・マスミ・ハシモト文学学科 長(本学卒業生)ら教職員4名および学生9 名が来学。本学の入学式や学生との交流会 などに参加し、田代康則理事長、馬場善久 学長との懇談では今後の留学プログラムの 充実など、さらなる連携の強化について意 見交換を行いました。 学生同士による触発 交流開始当初ナイロビ大学の来学者は教 員だけでしたが、創価大学の学生の振る舞 いに感動したナイロビ大学教員の意向で 学生も参加することに。本学の入学式や学 生との交流会に参加したナイロビ大学の 学生からは「真摯に人と向き合う姿勢や誠 実さに感動しました」、「学生が一つ一つの 行事や式典にも意義を見いだそうとして いました」などの意見とともに「ぜひ、創価 大学の大学院に進学したい」との声を聞く ことができました。また、ナイロビ大学の学 生に対しては「すべてのことを学んでいこ うという姿勢を強く感じました」と、双方の 学生がお互いに触発を与え合う交流とな りました。 私は、大学院生のときに1年間ナイロビ大学 へ交換留学しました。当時はまだ日本から アフリカへ学生を派遣することが非常に少 なく、ナイロビ大学に東アジア系の学生は、 日本人の私と韓国の留学生がもう1人いる だけでした。今や本学から年間で30名の学 生がアフリカに派遣されている本交流の発 展は、どちらか一方が教える側というスタン スではなく、両国が「双方向に学ぶ」姿勢が あったからではないかと考えています。 2000年に半年間、創価大学に滞在された ナイロビ大学のインダンガシ教授は、帰国 後にナイロビ大学の授業で本学の創立者と の出会いや人間性について何度も取り上 げられ、その授業を受けた学生がこの交流 協定によって来学したことがありました。 また、私は留学後も30回以上にわたってア フリカを訪れるなどつながってきましたが、 人々の困難を乗り越えていく力の強さや、自 分の目で確かめたアフリカ発展の姿に、日本 が学ぶことが多くあることを学生に伝えてい ます。これからも、この「双方向の学び」によっ て本学とアフリカの交流がさらに実りあるも のになるよう尽力していきたいと思います。 創立者の手によって築かれた交流協定 「双方向の学び」によってさらに実りある人材交流を 西浦教務部長に聞く~ナイロビ大学留学経験者として 田代康則理事長、馬場善久学長とナイロビ大学の教職員、同学学生との懇談 創価大学、ナイロビ大学の学生同士による交歓会 西浦 昭雄 教務部長(アフリカ研究センター長 兼任)

04 Soka Univ. News 特集1 創価大学 選べる留学制度7つの道 創価大学のグローバルな取り組み 海外で学びたい学生を留学前から留学中、帰国までフルサポート! 創価大学では多彩な留学制度で、一人ひとりの関心や目的に合わせた留学が可能です。 費用面のサポートも充実しているのでとても安心です。 1 2 交換留学 創価大学と学生交換協定のある、海外 諸大学(35カ国・地域82大学170名枠 2017年度実績)への留学制度です。各 交流校の指定する期間(4カ月~最大1 年間)の在学留学が可能。本学への単 位交換申請もできます。 1セメスター留学 アメリカの交流4大学(デラウェア大学、マイアミ大学、デン バー大学、ニューヨーク州立大学オルバニー校)から留学 先を1つ選び、4~8カ月間(8月中旬~)、英語を中心に学 ぶプログラム。大学が海外傷害保険を負担し、創価大学 への単位交換申請が可能。 認定留学 学部授業の単位取得を前提とした、在 学私費留学をする学生への支援制 度。学位授与権を有する海外の大学か ら留学先を選択し、個人で入学許可を 取得。詳細は国際課へ。 文学部・法学部 ダブル・ディグリーコース(DD) 4年間で創価大学と海外交流校との2つから学位 を取得できるコース。文学部は北京語言大学(中 国)、バッキンガム大学(英国)、法学部はバッキン ガム大学(英国)で実施。 ※この他にも各学部主催の短期研修もあります。 4 海外短期研修 交流校で約2~4週間、語学学習や文化体験を行 う海外研修。 ◦夏季研修:ジョージア州立大学、慶煕大学、ヤン ゴン外国語大学、グリフィス大学、ナイロビ大学 (隔年開催) ◦春季研修:フィリピン大学、セントザビエル大学、 トゥンク・アブドゥル・ラーマン大学、ラ・トローブ大 学、グアナファト大学、北京語言大学・上海大学、 シエナ外国人大学、ブルゴーニュ大学、ライプツィ ヒ大学、イースト大学、チャールストン大学 海外インターンシップ 生きた英語力の向上と、就業力を身につ けることを目的とした約4週間の海外研 修。共通科目4単位の認定が可能。 ◦春季:カナダ・バンクーバー、 オーストラリア・メルボルン、タイ ◦夏季:ベトナム 海外ボランティア 大学主催で海外にて約2週間のボラン ティア活動に参加するプログラム。共通 科目2単位の認定が可能。 ◦夏季休暇中:カンボジア、ケニア ◦春季休暇中:ミャンマー 小冊子「留学の達人」にも 注目!大学祭で発行される、 留学体験やアドバイスが満 載の小冊子 創価大学の 留学制度 ◎留学までの7つのステップ Step 1 相談 行きたい国を選ん で国際課や創価 大学ワールド会の 先輩に相談。 コース決定 留学の内容や期間 をよく考えて、希望 の留学・研修コース を決める。 語学の準備 ワールドランゲージ センターで各国の 学生と交流し、語 学力をアップ。 申し込み 留学制度の説明会・ ガイダンスに参加し、 申込書を「留ステ ONLINE」から提出。 選考 選考試験に挑戦! 合格すれば、書類 選考と面接試験を 経て留学が決定。 ガイダンス 安全な留学のため に、出発前に国際 課によるガイダンス を複数回受講。 出発 ビザや航空券の準 備が整ったらいよ いよ出発。 さあ世界へ挑戦! 3 5 6 7 おいでよ!私たちの国へも! Step 2 Step 3 Step 4 Step 5 Step 6 Step 7 Feature 1: Becoming A Top Global University

05 カンボジア・ボランティア・ プログラムへの参加 教育学部 児童教育学科 3年 堤本理菜さん それぞれの留学体験 カンボジアの子どもたちが 外国人と接する意義 1年生の秋学期から2年生の春学期にか けて南カリフォルニア大学に留学し、英語 の力をつけ、その英語力を誰かのために 使いたいと考え、2年生の夏休みに行わ れたカンボジア・ボランティア・プログラム に参加しました。 今回のプログラムは、創価大学でも初めて のものだったので、過去の情報がありませ んでした。でも、留学情報ステーションや国 際課で話を聞くことで、これは自分の気持 ちに合っていると“直感”しました。 2週間のボランティアの内容は、日本語・日 本文化教育、英語教育を、現地の小学校 低学年以上の子どもたちに行うことが一 つ。シェムリアップという都市の郊外にあ る、現地のボランティア団体がコツコツと 作り上げたサマースクールのような木造 の建物で行われます。この建物の周囲に 花壇を作ったり花を植えたりするガーデニ ングが、もう一つのボランティア活動の内 容です。中学生以上には英語で、小学生に は現地のボランティア大学生が、クメール 語で説明をします。 小学生の子どもたちには英語が通じない ので、当初はボランティアである自分たち の存在意義に疑問を感じましたが「より重 要なのは、子どもたちが日本人をはじめと した外国人と接することで、外国人という ものを知ること」と引率の方に教えてもら いました。子どもたちが私たちを見てどう 感じるかが大切なのです。それで、私は自 分の役割が深く理解できました。 自分の海外での経験が将来どのように役 立つか、今はまだ分かりません。でも、必 ず役に立つという確信を持つことはでき ました。 自分から一歩前へ出ることで得た経験 「英語の勉強と人生経験になれば」と思っ て、初めての海外に飛び出し、参加した のは、フィリピン・イースト大学研修です。 行く前は、どういう場所なのか不安もあり ましたが、行ってみたら不安は消えまし た。11日間の研修でしたが、現地ではす ぐに交流会が開かれ、イースト大学の学 生たちと仲良くなれました。 私はあまり英語が得意ではありません が、自分が拙い英語を話しても相手が一 生懸命に聞いてくれるので、私も「話して みたい」という気持ちが高まりました。ボ ディランゲージも交えれば、思っていた以 上に対話ができたこと、そして、イースト 大学の学生さんたちの“おもてなしの心” が本当に嬉しかったです。 「小学校の先生になりたい」という将来 の夢を話すと、イースト大学の学生からは 「フィリピンは子どもの教育環境がまだ あまり整っていなくて、路上生活の子ども もいます。だから私たちは、今一生懸命勉 強をしているのです」と教えられました。 日本で当たり前の環境も、フィリピンでは 違うことを知り、自分に将来何ができるか、 考え始めるきっかけになりました。 帰国してからも現地で育んだ友情を大 切にし、SNSなどを通じて交流を続けて いますが、ボディランゲージができない ので、いつの間にか単語や文法を自分 で調べるようになり、研修が終わっても 自分で学ぶ姿勢は続いていることに気 づきました。これから海外へ行くことを考 えている後輩には、自分から一歩前へ出 ることで、いろいろな人と仲良くなれる 体験をしてもらいたいです。 フィリピン・イースト大学 研修への参加 from Cambodia from Philippines 国際教養学部 国際教養学科 3年 城戸孝二さん 行ってみた 聞いてみた

06 Soka Univ. News 特集2 東南アジアなどにある大学240校が加盟する東南アジア高等教育協会(ASAIHL)の年次総会(文部科学省、東京都八王子市後援)が 3月26日から28日までの3日間、創価大学で開催され19の国・地域から200人以上の研究者が参加した。日本では初開催となった。 3月26日ディスカバリーホールで開幕式が行われた 春爛漫のキャンパスに世界各地から集った参加者 ASAIHLとは ASAIHLは、東南アジア域内の高等教育機関の相互支援を通じ、 教育、研究、公共サービスの進展に貢献する目的で、1956年に 創設され、現在では東南アジアのみならず、ヨーロッパや北米 など世界25カ国・地域の240大学が加盟している国際学術機 関。日本では本学の他、京都大学、広島大学、慶應義塾大学、琉 球大学の5大学が加盟している。今回の総会は、文部科学省が 進める「スーパーグローバル大学創成支援」における本学の取 り組みの一環として開催。本学は、30年以上前にASAIHLに加盟 し、これまでに加盟大学との交流や総会などへの参加を通して 東南アジア地域の高等教育機関との学術教育交流ネットワーク を拡大してきた。現在、ASEAN7カ国すべての国の大学と交流協 定を締結していることなどの、学術教育交流が評価され、今回、 創価大学がホスト校となり、総会を行うこととなった。 日本初!創価大学でASAIHL総会を開催! 2018 ASAIHL Conference The Association of Southeast Asian Institutions of Higher Learning Feature 2: ASAIHL Conference held at Soka University for the first time in Japan!

07 Becoming A Top Global University 開幕式 ニンナット事務局長の挨拶 総会2日目 コロンビア大学・ゴウデリ博士講演 総会3日目 学生スタッフとともに高尾山を見学 基調講演 慶煕大学の朴副総長  総会の様子 総会初日、各国から来日した参加者がディスカバリーホールに一 堂に集い、開幕式が行われた。席上、同協会のニンナット・オーラン ボラブス事務局長は、同総会が日本で初めて本学で開催できたこ とへの感謝を述べ、「創価大学は、池田博士の教育哲学のもと、世 界平和と人類幸福へ貢献する世界市民の育成に多大な貢献をし ている」と紹介。また基調講演では、韓国・慶煕大学の朴榮國副総 長、同大学の李榮俊人文学部長、大学改革支援・学位授与機構顧 問の木村孟博士の3名が登壇。慶煕大学の朴副総長は、同大学の 創立者趙永植博士と本学創立者との語らいから生まれた両大学 の交流が20年に及ぶことについてふれ、今後さらなる友誼の絆が 結ばれることを望んでいると語った。総会2日目には、米国・コロン ビア大学ティーチャーズカレッジのウィリアム・ゴウデリ博士が登 壇。本学の創立者が同カレッジの講演で示した“世界市民の要件” について、現在の教育の意義や役割を考える上で重要な視点を提 供していると語った。その他、期間中には、各国の高等教育に関す るレポート発表、パラレルセッションが行われ、最終日には、高尾 山を見学し大成功で閉幕した。 閉会式でのニンナット事務局長の挨拶(主旨) 今回のような温かでこまやかなホスピタリティーを頂戴したことは これまでありませんでした。参加者全員がそう感じております。特に 学生の皆様のていねいな対応には感銘しました。皆、素晴らしい 笑顔で見事な英語を話されており、創価大学のグローバル人材育 成の成果が出ていると感じました。 創価大学は日本の大学のグローバル化を牽引する「スーパーグ ローバル大学」としてアジアをはじめ、世界各地の高等教育機関と のネットワークを持ち、創立者池田博士の指導のもと、目覚ましい発 展を遂げられています。また今回の総会のテーマである「世界市民 教育」を実践されて、世界へ有能な人材を輩出していることは素晴ら しいことです。 創価大学のキャンパスは桜が満開で素晴らしい環境です。木々や花々 も多く教育環境としては最高です。中央教育棟も最先端の技術を取り 入れた教室や施設に驚きました。世界中から来る留学生も喜ぶと思 います。ぜひ、本学の学生も創価大学に送りたいです。 カンボジア・ビルト・ブライト大学学長 これだけ大きな規模でアジアの著名な大学から研究者が集う総会は 稀です。創価大学の皆様からご紹介いただき、この度同協会に加盟 させていただき嬉しく思います。創価大学のネットワークの広さと深 さを知り感銘しました。今後も創価大学と連携を取り、大学のグロー バル化に進んでまいりたいと思います。 広島大学 Day1 Day2 Day3 参加者の感想

08 Soka Univ. News グローバル化と多様化が進む社会において、女性 の力がますます求められています。そのような社会 で活躍する女性リーダーを育成できるよう、本学で は今春より国際ビジネス学科がスタートしました。 本学科は、幅広い教養の上にビジネスと英語の両 分野における実践的な専門教育を通して、グロー バルな視野を育み、社会の変革を担い支える創造 性豊かな女性の育成に取り組みます。ぜひ短大で、 日本各地から集う仲間と共に学び、グローバル社会 で求められる力を身につけません か。教職員一同、皆さんの夢を全 力で応援します。 自主的なコミュニケーションスタイルで、語学力の向上と異文化体験ができるイングリッシュラウンジ 特集3 21世紀に生きる女性のために 創価女子短期大学国際ビジネス学科特集 国際ビジネス学科スタート! 国際ビジネス学科の学び 本学科では英語とビジネス、両方を学ぶことも、どちらかに特化 して学ぶこともでき、一人ひとりの進路に合わせて専門知識とス キルを修得できます。よりハイレベルな英語を学びたい方には 英語特別プログラム“E-Swans”を、高度なビジネスのスキルを身 につけたい方にはビジネス特設クラスを開講しています。 充実した学生生活 創価女子短期大学では充実したキャリア教育・就活支援も行っ ています。定期的なOG懇談会や各種就活対策講座の開催、さら に就職活動を支援する選抜制の「創短就勝塾」を設けています。 また、無料の資格試験対策講座や日常的な学習相談、留学生と の英会話なども開催。学生生活を強力にバックアップします。 国際ビジネス学科・学科長 石井健司教授 Feature 3: For women living in the 21st century –A special feature on the Soka Women’s College Department of Global Business Studies–

09 Becoming A Top Global University ハイレベルな英語力を 身につける E-Swans 上級資格を獲得する ビジネス特設クラス 短大の入試制度が変わります E-Swansは「もっと英語を話したい!」「将来英語を使っ て活躍したい!」そのような方を対象に開講する英語 特別プログラムです。2年間ハイレベルな講座を受講 し、英語コミュニケーション力の向上を目指します。 2年次修了時には自身の意見や考えを、自信を持っ て英語で発信できるようになり、社会で求められる TOEIC 730点以上の取得を目指します。 情報分野や簿記・会計分野で上級資格に挑戦する学生のためのクラスで す。簿記・会計分野では1年次修了までに日商簿記検定2級の合格を、情報 分野では2年次前期までに総合的なパソコンスキルを証明するOfficeマス ターの取得を目指します。 定員 30名 選考方法 書類審査、 入学時のTOEIC®スコア等 特典 受講者は全員無料でTOEIC® オンライン講座を受講可能 English Program for Global Swans E-Swans、ビジネス特設クラスに関する詳細は創価女子短期大学パンフレットを、入試制度に  関しては、入学試験要項をご参照ください。各種資料請求は創価女子短期大学ホームページ  からお申し込みください。 お問合せ 創価女子短期大学HP TEL.042-691-9480 お電話、または創価女子短期大学ホームページの「お問合せ」もご利用ください。 Information 受講者の声 藤田真那さん 受講者の声 稲原梨音さん 自己推薦入試がスタート! 公募推薦入試で「小論文」を導入! 一般入学試験で英語スコア等所持者への優遇措置を実施! 私は英語コミュニケーション力の向上を目指し、 E-Swansを受講しました。この授業は高校まで の英語学習とは異なり、授業は基本的にALL Englishで行われ、実践的な英語を学ぶことがで きます。2年間でTOEIC®730点以上を取得し、グ ローバルに活躍する力を身につけたいです。 社会で求められる実践的な力を身につけるため、2つの特設クラスを受講しています。授 業のスピードは速く、課題量も多いですが、少人数の授業のため先生との距離も近く、質問 しやすい環境です。半年で2つ以上の上級資格の取得を目指しています。

10 Soka Univ. News 特集4 朝日新聞出版社より、『創価大学by AERA“ここに世界がある”』が2018年4月に発行され、「創価大学の本当の価値」を伝える一書として 好評を博しています。2018年5月3日(木・祝)には、発行を記念してトークイベントが中央教育棟の教室で開催されました。 『創価大学 byAERA』を語る イベントで語られた創価大学の価値 卒業生 渡部正子さん 田代康則 理事長 開催された発行記念イベントでは、 ムックに登場している卒業生の 渡部正子さんが「創価大学での学びと現 在」をテーマに講演。ゼミでの学びやクラ ブなどの課外活動で挑戦を重ねたことに 触れながら、大学生活を通して何事から も学ぶ習慣が身についたことや、国内外 に幅広いネットワークが構築できたこと を紹介しました。 続いて、朝日新聞出版社AERAムックの杉 澤誠記編集長、福井洋平副編集長による スペシャルトークでは、AERAムックで創 価大学特集を企画した経緯やタイトルの 「ここに世界がある」に込めた思い、取材 を通して感じたことなどが語られました。 最後に田代康則理事長が、スーパーグ ローバル大学としてキャンパスのグロー バル化の推進をはじめ、学業・資格試験、 スポーツでの活躍、創価大学の取り組み などを紹介しました。 Feature 4: Talking about “Soka University by AERA”

11 Becoming A Top Global University Amazonランキングでもベストセラー! ありのままの創価大学が描かれた一冊 AERA編集長が語った 創価大学の魅力と今後への期待 創価大学は、大学間では都心回帰の流れ がある中で、自然豊かな場所で教育環境を 提供している大学。のんびりしている雰囲 気かと思いきや、キャンパスには留学生も 多く、学生の部活動も盛んで、とても開かれ た大学という印象を受けました。 創価大学は比較的若い大学であり、歴史が 浅い分、新しいことにどんどん取り組まれて いくのが良いのではないでしょうか。これか らの時代は変化の連続であり、既存の概念 をどう壊していくかが求められてくると思っ ています。物事を0から1に創りあげていく ことは、非常に大変な作業ではありますが、 とても大事なことであると思います。 今回の取材を通し、創価大学の卒業生から は「道なき道を拓いていくフロンティア精 神」を感じました。これからも新しい大学で あることの強みを活かして、人が歩んでい ない道を開拓するような学生を輩出して いって欲しいと思います。 ムック:116ページ 出版社:朝日新聞出版 (2018/4/2) 言語: 日本語 ISBN-10:4022791799 ISBN-13:978-4022791795 発売日:2018/3/30 ● 世界で活躍する卒業生たち  チェコ、ボリビア、アメリカ、フィリピン、ケニア5カ国を現地取材 ● 創価大から世界へ、世界から創価大へ  ・オーストラリアの留学生活に密着 ・グローバル人材育てる「GCP」とは?  ・外国人留学生たちの素顔 ●学部の真価 新たな伝統をつくる「学び」 ●なぜ創価大は就職に強いのか ●創価大学のよいところ50 創大生が本気でほめます ●キャンパスMAP、学食うまいもの対決、創大生ファッションスナップ 〜創価大の魅力に迫る〜 ●有識者が見た大学像 安西祐一郎氏  (日本学術振興会理事長) 佐藤優氏 (作家・元外交官) 程永華氏 (駐日中国大使) 常田照雄氏 (毎日新聞社国際事業室顧問)  ※所属・役職は取材当時のものです。 ●現役生座談会 ●クラブ紹介 ●創価教育とは ●馬場善久学長インタビュー ●創立者池田大作氏に聞く  創価大学建学の理由/創価大学の 果たすべき役割/学生たちへのメッセージなど 【主な内容】 AERA編集長 杉澤誠記氏 朝日新聞出版社より、『創価大学by AERA 「ここに世界がある」』が2018年4月2 日に発行されました。アエラ編集部の記 者が約1年半かけて取材し、“ありのまま の創価大学の姿”を一冊の本で表現して います。世界各地の大学へ学生を送り 出し、また世界中の学生に広く門戸を開 く本学の強みである「グローバル力」を 中心に、現役生や卒業生の姿、就職・資 格のサポート体制、学内施設や授業の 様子、識者の声“創価大学考”などを紹介 し、創立50周年に向けて、あらためて「創 価大学の本当の価値」を伝える一書と なっています。 Message from editor-in-chief 登録情報

12 Soka Univ. News 夏季大学講座のお知らせ 第45回 8/31 (金) 、9/1 (土) 、9/2 (日) に開催! 内容充実、多彩な41講座をご用意し 皆様の参加をお待ちしています 45回目を迎える夏季大学講座。今年は、8月31日(金)から9月 2日(日)までの3日間で計41講座を開講します。昨年は、9,882 人が受講。本講座は、創立者池田大作先生のご提案で「市民に 開かれた大学」を目指し、開学3年目の1973年より始まりまし た。充実した教育設備が整った中央教育棟や本部棟などで、 創大生活を満喫してください。 Soka University Summ 魅力ある講座からピックアップ 文学部 教授 高橋 強 看護学部 教授 長沼 貴美 ’68年「池田提言」と 日中友好の未来展望 楽 ら く に楽 た の しく 孫 ま ご 活 か つ ソフリエ 本学創立者の池田大作先生が1968年に日中国交正常化の提 言を発表し、その精神に基づき日中友好を促進してこられて から今年は50周年を迎えます。ここから次の新たなる50周年 を目指し、継承してゆく精神とは何か、新たなるチャレンジと は何かを考えていきます。 孫たちにとっては大好きなおじいちゃん、おばあちゃん。でも 祖父母世代は、少し戸惑いながら孫たちに関わっているよう です。そこで奥深い孫育てについて、一緒に考えていきません か?これからはおじいちゃんたちも出番ですよ! ●ピストンバスの案内 【往路】  JR八王子駅北口14番乗場より大学構内直行便を、 午前7時半から9時半まで運行します。 【復路】 大学構内2カ所よりJR八王子駅直行便を、 午後3時から4時まで運行します。 ※午後4時以降は、通常の路線バスをご利用ください。 ●申込期間 2018年7月9日(月)午前10時から 8月30日(木)午後11時まで。 コンビニエンスストア「ローソン」・「ミニストップ」各店の チケット発券機Loppi(ロッピー)にて購入できます。 夏季大学講座Lコード:38999 ●内容 開講日 2018年8/31(金)・9/1(土)・9/2(日) 会場 創価大学 東京都八王子市丹木町1-236 聴講資格 自由 聴講料 1講座 2,500円(税込) ※1日に聴講できるのは1講座です。 ※申し込み後の変更ならびに返金はできません。 ※「創友会・会友会カード」(クレジットカード併用)を  お持ちの方は、当日、割引額(500円)を返金いたします。 ※講座内容等詳細はWEBにて「創価大学夏季大学講座」  で検索してください。 ●時間帯 午前の講義  10:00〜11:30 昼食・休憩   11:30〜13:30(校内散策など) 午後の講義  13:30〜15:00 ※お申し込みの1講座は、午前・午後合わせて3時間聴講  することになります。

13 er Seminar 2018 ●2018年度夏季大学講座一覧 開講日 No. 担当教員 学部 役職 講義テーマ 会場 8/31 (金) 1 須藤悦安 法学部 学部長・教授 身近な消費者問題−最近の話題 M402 2 山田隆司 法学部 准教授 レッツトライ!新聞作り−ニュースの見方が変わる M401 3 菅野博史 文学部 教授 『法華経』の中心思想(1) ディスカバリーホール 4 杉山由紀男 文学部 教授 創価教育と男女平等・男女共同参画 AW301 5 玉井秀樹 文学部 教授 平和学を活用するために−平和 ・ 紛争解決学入門 AB103 6 渡辺一弘 理工学部 教授 イノベーション:福沢諭吉からスティーブ・ジョブズ AE452 7 杉本一郎 国際教養学部 教授 多様性を豊かさに−複合社会マレーシアの挑戦から学ぶ− AW302 8 若井幸子 教職大学院 准教授 子ども達の可能性を見つめて AB102 9 松森秀幸 比較文化研究所 准教授 仏典とはなにか?:漢訳経典の成立事情 AW404 10 亀田多江 短大 准教授 ロボットと暮らす共生社会を考えてみよう AW303 9/1 (土) 11 田中亮平 文学部 副学長 創造と友情の歴史−ゲーテ = シラーの往復書簡から AW301 12 高木功 経済学部 研究科長・教授 国連持続可能な開発目標(SDGs)と BoP ビジネスの可能性 AE452 13 中山雅司 法学部 教授 「世界人権宣言」70 年−池田・アタイデ対談を読む− AW302 14 坂井孝一 文学部 教授 承久の乱直前に行われた大内裏再建の歴史的意義 AB102 15 山岡政紀 文学部 教授 人間学の扉(3)普遍的宗教性から寛容と協調を学ぶ M402 16 中村みゆき 経営学部 教授 江戸商人に学ぶビジネス−商人の企業家精神と倫理 AW303 17 安田賢憲 経営学部 准教授 ゼロから学ぶ戦略フレームワーク AE453 18 平井康章 教育学部 准教授 生涯学習と社会参加~シニアの生きがい ・ 学びがい~ S201 19 董芳勝 教育学部 准教授 音楽の力と脳科学の関係 池田記念講堂 足立広美 教育学部 准教授 20 山上敦士 理工学部 准教授 遠くて近い !?「素数」が織りなす不思議な世界 AB103 21 久米川宣一 理工学部 講師 八王子と桑と健康 AW404 22 中泉明彦 看護学部 学部長・教授 がんに負けない生き方 ディスカバリーホール 23 本田優子 看護学部 教授 心の健康と自分らしい心身のセルフケアを考える S202 24 黒木松男 法科大学院 法学研究科長・ 教授 知って得する保険の知識 M401 25 李佩 ワールド ランゲージセンター 講師 初心者向け実用型中国語 AW403 26 石川由紀子 短大 准教授 やさしい英会話講座 AE454 9/2 (日) 27 神立孝一 経済学部 副学長 江戸時代における農民の消費行動−市場とお酒を中心に− AW301 28 鈴木将史 教育学部 副学長補・学部長 江戸時代の「和算」に挑戦!~『塵劫記』の世界~ AB102 29 朝賀広伸 法学部 教授 自分が変われば世界が変わる!−よりよい地球環境を目指して− AE452 30 佐々木精治 文学部 教授 『罪と罰』を読みなおす−張り巡らされた仕掛けと隠された意味− M402 31 高橋強 文学部 教授 ’68 年「池田提言」と日中友好の未来展望 S202 32 井上大介 文学部 教授 医療人類学の世界−文化が与える健康と病への影響 AW404 33 前田清隆 経営学部 教授 学問と経済観念−賢明な経済生活を送るために− AW403 34 鈎治雄 教育学部 教授 人生を豊かにする「楽観主義」の力 池田記念講堂 35 寺島美昭 理工学部 教授 ICT 技術によるスマートな生活への期待と危険 AE453 36 木暮信一 理工学部 教授 わたしの最終夏季大学講座− 「脳」 から 「ミトコンドリア」 へ AW302 37 長沼貴美 看護学部 教授 楽に楽しく孫活(まごかつ)ソフリエ M401 38 添田百合子 看護学部 准教授 今日からはじめる健康学 ディスカバリーホール 39 吉川成司 教職大学院 研究科長・教授 心のエクササイズ:ポジティブ心理学を教育へ生かすために AB103 40 鈴木正敏 短大 教授 健康へのアプローチ−食事そして運動− S201 41 石川由紀子 短大 准教授 やさしい英会話講座 AE454

14 Soka Univ. News 専門分野である国際経営論や経営戦略論、さ らに最近の研究テーマとなっている自動車の組 込ソフトウェアの標準化に関する論考などの著 書・論文執筆が多数ある 数々のビジネスコンテスト賞が並ぶ 創大大学院から富士短大を経て本学へ帰り 自動車のソフトウェアを巡る経営戦略研究に着目  安田准教授は、創価大学経営学部を卒業し、創大大 学院経済学研究科を修了。創立者が卒業された東京富 士大学短期大学部で教鞭を執り、母校へ帰ってきまし た。大学院では経営戦略論や多国籍企業論を中心に研 究し、現在は「組込システムの標準化を巡る協調と競争 について」というテーマで研究を進めています。PCのソ フトウェアと異なり、家電製品や自動車などのソフトウェ アは一度組み込まれると取り出すことができません。こ うした製品を組込システム製品といいます。これらは組 み込まれたソフトウェアの標準化の在り方が企業の競 争戦略に大きな影響を与えます。安田准教授はこのこ とに着眼し、研究を進めているそうです。 ビジネスプランコンテストなどへの挑戦を通して 走りながら必要な知識と能力を身に付けることを目指す  経営学部の1年生には経営学原理を教え、2年生には 人間主義経営演習のコーディネーターとして接していま す。「富士短大時代から心がけてきたのは、学生のやる気 を引き出す授業です。学生が授業に興味を持てないとし たら、それはこちらの責任です。難しいことをいかに分か りやすく教えられるのか。この点を常に意識し、具体的な 事例をもとに理論を教えています」。  3年生からはゼミが始まり、より専門的な授業内容にな りますが、安田准教授が重視していることは、学生同士で 質の高い切磋琢磨ができる場作りだそうです。「私は大 学にとって大切な“お客さん”のひとつは、学生を採用す る企業だと考えています。ですから、企業が求める人材を 育てることは私の重要なミッションと捉えています。企業 が求めるのは、コミュニケーション力があり、問題発見力 と問題解決力が高い人材です。そのために必要なのは、 学生同士が主体的に徹底的に議論を重ね、能力を磨き 合える場であり、その環境作りに注力しています」。  ビジネスプランコンテストなどで 多くの受賞歴を誇るゼミ生には 「社会人としての基礎的な力を養 うための一つの方法として、コンテ ストなどへチームで参加するよう 後押しをしています。できるだけ高 い目標を掲げ、仮説を立て、その検 証を繰り返して、何度も仮説を構築 し直すことで論理思考力や分析力 などを磨く。こうして走りながら必 要な知識や能力を身に付けてもら えるように心を砕いています」。 創大の卒業生として 自分が受けた恩を後輩である 教え子たちに返すスタンス  安田准教授は、自身が創大の卒業生であることから、 自身の学生への献身は、「恩返しは後輩へ」という創大 の文化の延長にあるといいます。そんな価値観のせい かゼミでは、3年生のプロジェクト活動を4年生がサポー トをする気風が定着しているそうです。「私たちが学生の 叡智を磨き、有為な人材を社会に輩出する目的は、建学 の精神という永遠のテーマの継承とその実現にあること を忘れてはなりません。そのために、学生と教員は立場 を超えて、いわば“同志”として触発し、切磋琢磨し合い、 ともに大学建設に貢献していきたい、と思っています」。 千葉県出身。1971年生まれ。1994年創価大学経営学部卒業、2000 年創価大学大学院経済学研究科博士後期課程単位取得。2002年 東京富士大学短期大学部専任講師、2005年同短大准教授、2006年 から2009年3月末まで立命館大学社会システム研究所客員研究員、 2011年から創価大学経営学部准教授。日本経営学会、組織学会、多 国籍企業学会、国際ビジネス研究学会、アジア経営学会、産業学会に 所属。専門は、国際経営論、経営戦略論、ソフトウェアビジネス研究。 安田 賢憲 Profile Yoshinori Yasuda 建学の精神に基づき、学生の叡智を磨き、社会に役立つ人間を育てる 「私が鍛えた学生が誰に対して恩返しをするのか。それは後輩たちにするのです」 To whom will the students I trained return the favor? The Underclassmen. [ ] FILE 14 経営学部 安田賢憲准教授

C A M P U S N E W S 15 キャンパスニュースC A M P U S N E W S 第48回創価大学・第34回創価女子短期大学入学式を挙行 Celebrating the 48th Soka University & 34th Soka Women’s College Entrance Ceremonies 第48回創価大学・第34回創価女子短期大学入 学式が4月2日に、桜の花咲き薫るキャンパス内 の池田記念講堂で挙行されました。 式典では、田代康則理事長が創立者からのメッ セージを紹介。本学創立者の池田大作先生は メッセージの中で、新入生への言葉として、“朗ら かに学びと成長の並木道を進め”、“世界市民の 知恵と友情の並木道を開け”、“未来を照らす不 屈の希望の並木道を創れ”と3点に言及し新入 生にエールを送りました。 また、式典にはインド・デリー大学セント・ス ティーブンズ・カレッジのジョン・バルギース学 長が参加し、新入生を祝福しました。ジョン・バ ルギース学長は「新入生の皆さんは、様々な理 由から創価大学を選ばれたのだと思います。知 識と英知を得るため、学位を取得するため、ある いは友人が創価大学に入学したからかもしれま せん。どのような理由であれ、創価大学が皆さん を歓迎した最大の理由は、皆さんに世界を変え てほしいからなのです」と祝辞を述べました。 祝辞とともに新入生を鼓舞する馬場善久学長 入学式に参加した留学生ら キャンパスの様子 ジョン・バルギース学長

C A M P U S N E W S 16 Soka Univ. News 2018年4月度の新任助教紹介 Introducing 2018’s newly inaugurated assistant professors 経営学部 助教 シュレスタ・サハデブ 助教 蒙雪超 教育学部 助教 岩木勇作 助教 金明姫 理工学部 助教 白石正彦 助教 山崎大志 助教 青木英莉子 助教 中國正寿 助教 岸正敏 看護学部 助教 福井完児 助教 吉原和子 助教 小平明日香 総合学習支援センター   助教 内田さくら 日本語・日本文化教育センター 助教 水島亜美 ワールドランゲージセンター 助教 エクスタイン・ジョナサン・ジョーダン 助教 ラトール・チャヤンダール・シン 新任助教 SUN97号で掲載できなかった、新任の助教を紹介します。 「スーパーグローバル大学創成支援報告会」を開催 Briefing session on the Top Global University Project 4月20日に、「スーパーグローバル大学創成支援」事業で掲 げた取り組みの成果や今後の計画などを、学内外に発信す る「スーパーグローバル大学創成支援報告会」を開催しまし た。報告会では、本学の馬場善久学長、文部科学省高等教 育局高等教育企画課国際企画室の進藤和澄室長の挨拶に 続いて、本学グローバル・コア・センター長の田中亮平副学 長が取り組みやその成果を報告しました。続いて、本学学生 および卒業生によるプレゼンテーションのあと、本学の事例 報告として、同事業の一環で本年4月に開設した国際平和学 研究科の研究科長である小出稔教授がその概要を紹介。教 務部長の西浦昭雄教授は、ディプロマ・ポリシーやアセスメ ント・ポリシーなどを軸に改善サイクルを好循環させる教育 システムについて報告しました。最後に、東京外国語大学の 林佳世子理事・副学長が「東京外国語大学の留学」と題して 講演、様々な取り組みの事例報告がありました。 馬場善久学長の挨拶 卒業生の大島輝一さんの発表 事業の成果を報告する田中亮平副学長 2018年度学校法人創価大学 事業計画説明会を開催 Holding a Briefing on the 2018 Soka University Business Plan 4月27日、「学校法人創価大学事業計画説明会」を開催し ました。馬場善久学長からは、創価大学学長ヴィジョンにつ いて説明。本年度より、「創立50周年事業」と「2021年以降 の中長期計画の策定事業」の検討を開始することに言及し ました。石川惠子短大学長からは、「国際ビジネス学科」の 紹介と、創価女子短期大学の取り組みを紹介しました。最 後に田代康則理事長は、「教職員が力を合わせて各大学が 掲げる教育ヴィジョンを達成していきたい」と述べました。

C A M P U S N E W S 17 ロシア駐日大使のミハイル・ユーリエヴィチ・ガルージン氏が講演 Lecture by Mikhail Yurievich Galuzin, Russian Ambassador to Japan ロシア駐日大使のミハイル・ユーリエヴィチ・ガルージン氏 による講演会が6月19日に開かれ、本学の教職員、学生ら 約250人が参加しました。今回は文部科学省「スーパーグ ローバル大学創成支援」の一環として行われ、3月の駐日大 使に就任以降、本学での講演が日本の大学で初めてとなり ました。 ガルージン大使は、モスクワ大学で日本語を学び、1982年 から83年まで交換留学生として創価大学で学びました。そう した経緯もあり、今回の講演会開催の運びとなりました。外 交経験が豊富なガルージン大使は、1983年に外務省に入 省し、駐日公使を7年務めた経験もあります。日本語が堪能 のため、これまでも元ソ連大統領のミハイル・ゴルバチョフ 氏や元ロシア大統領のボリス・エリツィン氏の通訳として、日 本とロシアの外交の一翼を担ってきました。 講演会では「露日友好について-教育交流を中心に」と題 し、今日までの日露関係における経済や人的交流、外交、歴 史などに言及。本年5月の日露首脳会談に触れながら、「ロ シアのプーチン大統領と安倍総理大臣の20回目の会談が 開かれました。すべての問題が解決したわけではありません が、着々と日露の友好関係は深まっていると感じます。日本 の総理大臣が初めてサンクトペテルブルク国際経済フォー ラムに参加するなど新しい動きも出てきました。今後ますま す、グローバル化が進む時代においては、互いを理解するた めに、民間交流および教育交流を通した対話が重要であり ます」と述べました。 学生主催「Global Citizenship Week 2018」を5日間にわたり開催 The student-sponsored “Global Citizenship Week 2018” was held for 5 days 世界の高等教育機関と国連の連携を推進するネットワーク 「国連アカデミックインパクト」の活動の一環として、本学の 学生団体ASPIRE SOKAが「Global Citizenship Week 2018」 を6月18日から22日にわたって開催しました。期間中、 「SDGs達成への世界市民としての行動」をテーマに掲げ、 ASPIRE SOKAや本学クラブ団体、NPO団体等によるワーク ショップなど計5つの企画を実施し、最終日には国連開発計 画(UNDP)のアフリカ局TICADプログラムアドバイザーの小 松原茂樹氏による特別講演会が開催されました。 特別講演会では、主催者でASPIRE SOKA代表の古賀優奈さ ん(法学部4年)が「SDGsが掲げる達成目標を意識し、自分 のできることから行動を起こすことが世界市民の第一歩で あることを学びました」と述べました。続いて、山口有紗さん (法学部3年)と松本大樹さん(理工学部3年)がSDGs達成に 向けた事例報告として、インドネシアのNGOや企業と連携 し、現地の小学生を対象とした手洗い教育を実践してきたこ となどを紹介しました。 最後に、小松原氏が「SDGsとTICAD: アフリカ開発への期待 と課題」と題して講演を行いました。小松原氏は、「TICAD(ア フリカ開発会議)での議論が国連の共通目標になっていく ケースが多くあります。会議への参加者も第1回の約1,000 人から、前回の第6回は約14,000人へと増えており、アフリ カ開発への関心の高さがうかがえます。民間企業をはじめ 様々な機関が、SDGsで掲げられた目標のどの部分に貢献し ていくのかを考え、行動していくことが大事だと思います」と 語りました。そして、国際社会で働くことを目指す学生に対し、 「先入観を持たずに受け入れるオープンマインドが大事で す。情熱と使命感をもって学び、国連機関をはじめ、国際社 会で活躍できるよう力をつけてほしいと思います」と期待を 寄せました。 主催者を代表して古賀さんが挨拶 小松原茂樹氏による講演

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