研究科長
あいさつ

研究科長 石丸 憲一

研究科長 石丸 憲一

研究科長 石丸 憲一

 創価大学教職大学院が発足して15年以上が経過し、そろそろ成熟期を迎えます。この間、私たちは、教職大学院の責務である理論と実践の往還を具現化し、同時に人間教育を教育現場で実践していけるものとして示せるよう模索してきました。そこで、創立者からいただいた三指針、「子どもの幸福を目指す 慈愛の教育者たれ! 」「 生命の尊厳を護り抜く 正義の教育者たれ! 」「平和の世界を創造しゆく 英知の教育者たれ!」がこの両者を同時に満たすキーワードであることを教えてくれました。理論と実践の往還も人間教育も、その根本は限りなく子供たちに寄り添うことなのです。子供たちに寄り添うことで、当然ながら実践は生まれますし、そこから理論も生まれます。
 私たち教職大学院では、このようなスタンスの下、大学院生の皆さん一人一人に合った学びをつくり出すことを大切にしています。教育課程においては、それぞれに合った科目を選択できるだけの多くの開講科目を用意していますし、人間教育を意識し実現することの手助けとなるような独創的な科目設定をし、量的にも質的にも満足していただけるものとしています。また、実習研究や教職課題研究においては、個別のサポートを複数教員によって行えるような体制づくりをしています。
 子供の幸せを追求する教育のあり方を一緒に考えてみませんか。皆さんのご入学を心よりお待ちしています。