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2024/01/04

2024年新年のご挨拶 理事長 田代康則

    謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
    平素より創価大学・創価女子短期大学の発展のために多大なるご尽力を賜り、厚く御礼を申し上げます。

    1月1日に発生した石川県能登地方を震源とする地震により被害に遭われた方々に、心よりお見舞いを申し上げます。本学では学生ならびにご家族の被害状況の情報収集を進めるとともに、学生の生活支援と修学機会保障のため学費等の減免を行う予定です。

    1月2日、3日に開催された第100回箱根駅伝に本学陸上競技部駅伝部が5年連続7回目の出場を果たしました。全217.1キロを10人の選手が一丸となって走り抜き、総合8位の結果で5年連続シード権獲得という新たな歴史を築いてくれました。
    選手の活躍をはじめとして、サポートスタッフや熱い声援を送ってくださった多くの皆様に心から御礼を申し上げます。選手たちは、この経験を生かし、次の目標に向かって出発しました。どうか今後とも応援をよろしくお願いいたします。なお、今回の箱根駅伝出場に際し、多くの皆様から多大なご支援を賜り、誠にありがとうございました。

    創価大学は開学以来、創立者池田大作先生が示された建学の精神を根本に、学生第一の理念のもと価値創造を実践する「世界市民」の育成に力を注いでまいりました。これまで時代の変化を捉え、学部学科の設置や改編等を行い、学部(通学課程・通信課程)・大学院・女子短期大学を擁する総合大学へと発展し、卒業生は全体で10万人を超えました。

    創立50周年(2021年)記念事業の柱として、創価教育研究所を「池田大作記念創価教育研究所」に発展的に改称し、世界市民教育シンポジウムの開催等を通じて研究者のネットワーク構築および教育・研究成果の発信に取り組んでまいりました。国際社会では今、気候変動や自然災害といった地球規模の課題、そして対立と分断による人道危機に及ぶ紛争が絶え間なく発生しています。こうした状況下において、生命尊厳を第一義とする創価教育の哲学を柱とし、その理念を同じくする機関・団体との共同研究などを通して、世界市民教育の拠点への歩みを力強く進めてまいりたいと思います。

    また、創価大学・創価女子短期大学では、学生の成長を経済的な側面からサポートするため、返還義務のない給付奨学金制度の充実や、兄弟姉妹同時在籍者を対象とした奨学金、地方Uターンを希望する学生の就職活動を支援する奨学金、留学生の受け入れや海外への学生派遣を支援する奨学金等を支給してまいりました。

    池田大作記念創価教育研究所の多角的な事業展開や、学生が安心して学べる環境を整えることができるのも、ひとえに保護者の皆様をはじめ、卒業生やご支援、ご協力をしてくださる多くの皆様のおかげです。真心からのご支援に深く感謝申し上げます。

    本年も創価大学・創価女子短期大学は、世界の平和と繁栄に貢献する人材の育成を目指し、創立者が築いてくだった「学生第一」の伝統を継承し、理想のキャンパス実現へと教職員一同、邁進していく所存でございます。
    結びに、新しい年のはじめにあたり、皆様のご健勝とご多幸を心からお祈り申し上げます。

    2024年1月 学校法人創価大学理事長 田代康則
    ページ公開日:2024/01/04