Vol.25

淵上純子さん(旧姓:市川)

・ 卒業年度・入学期:2010年度卒・25期
・ 所属学科:現代ビジネス学科
・ 勤務先等:株式会社 日立製作所

創価女子短期大学とわたし

創価女子短期大学開学40周年、誠におめでとうございます。

創立者が創価女子短期大学第25回入学式のスピーチで紹介してくださった「学ぶとは、逆流に向かって船を進めるようなものだ。進まざるは後退である」という言葉は、今も私の胸に深く刻まれています。この言葉を支えに学び抜いた2年間は、私の人生の原点です。

私の短大入学は、補欠合格かつ希望していた学科ではありませんでした。自信や目標を失っていた私に転機を与えてくださったのが、亀田多江先生との出会いです。亀田ゼミでの活動を通じて、人と社会をつなぐITの仕組みづくりに貢献したいという、新たな目標を持つことができました。そしてその一歩から、創価大学工学部(現在:理工学部)への編入学、大学院進学、海外での研究発表へとつながりました。

大学院修了後は株式会社 日立製作所に入社し、システムエンジニアとして様々なプロジェクトでシステムの提案・開発・運用と多くの経験を積むことができました。また、2015年から10年間、創短就勝塾の卒業生スタッフとして短大生のキャリア支援にも携わらせていただきました。毎年短大生と関わる中で、短大の精神が今も変わらずに受け継がれていることを実感し、心から嬉しく思いました。短大生が就職活動に真摯に向き合う姿に強く感化され、私もより専門的で的確なキャリア支援ができるようになりたいと思い、2022年には国家資格であるキャリアコンサルタントを取得しました。現在は会社を休職し、夫の海外赴任先であるオーストラリアのブリスベンで子育てに励みながら、語学学習にも挑戦しています。

現在に至るまでに、精神面の不調や短大の合格を誰よりも喜んでくれた父との死別など、数多くの試練もありました。それでも前を向いて歩み続けられたのは、いつも励まし、支えてくれた短大姉妹の存在があったからです。短大時代に出会った仲間、交わした言葉、心に刻まれた感情は、年月が経っても色褪せることのない私の人生の財産です。

誉れの短大姉妹の皆様。
変化の時代だからこそ、変わらない信念を胸に使命の道を一緒に切り拓いてまいりましょう!

創価女子短期大学とわたし

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