ホテル・航空業界特設クラス 特別インタビュー
「Next創短!2024」のプロジェクトの一つとして、2024年秋学期からホテル・航空特設クラスがスタートします。ホテル・航空業界に特化した授業と英語の学びを組み合わせ、これらの業界で活躍できる人材を育成するための少人数・ハイレベルのクラスです。
ホテル特設クラスを担当される青山久実子先生と、航空業界にこの春就職した佐藤秀美さん(38期卒業生)にお話を聞きました。
青山久実子先生(ホテル特設クラス担当)
ホテル勤務は、お客様の思い出の一部に関わることができるやりがいのある仕事です。受講生のみなさんには、ホテルで働くことの楽しさを知ってほしいです。ホテルのスタッフになったつもりで、一緒に楽しく学びましょう!
佐藤秀美さん(卒業生・航空業界に就職)
人生は一度きり。自分の夢に向かって進んでいってください。同じ夢を持っている仲間とつながり、先輩や卒業生になんでも聞いてください。私もみなさんの力になりたいです。
青山久実子先生(ホテル特設クラス担当)インタビュー
青山先生は実際にホテルに勤務されていた経験をお持ちだと伺いましたが、どのようなお仕事をされていたのでしょうか。
私は、みなさんと同じように短期大学で学び、卒業後ホテルに就職しました。約15年間、主に宿泊部で勤務しておりました。宿泊部には、お客様からのご予約を預かる宿泊予約、当日のチェックインを担当するレセプション、問い合わせに対応するインフォメーション、フロント会計業務を行うキャッシャー、客室担当という部署があります。私は客室担当以外のすべての部署を経験しました。ホテル業務は、自分の部署の仕事はもちろん、様々な部署の業務を広く理解する必要もあり、大変ではありますがとてもやりがいのある仕事です。
写真:アサヒタウンズより
そのような幅広いお仕事のなかで、ホテルで勤務する一番のやりがいはどのようなことですか?
やはりなんといっても、お客様が喜んでくださる姿をみることです。チェックアウトされる際に「おかげで楽しい滞在でした」「日本に来られてよかった」「このホテルを選んでよかった」とお声をかけてくださる時など、その時までの疲れが吹き飛んでしまうような嬉しさを感じました。また、ホテルは宿泊だけではなく、婚礼や謝恩会などのイベントでご利用いただく場面も多くあります。そのような「お客様の思い出の一部」に関わることができる仕事です。
ホテル特設クラスでは、どのように授業を進められる予定ですか?
まずはホテル産業やビジネスに関わる基本的な知識を学んでいきます。ホテル産業がどのように生まれ、広がりを見せていったかの成り立ちや、そこからどのようにホテルビジネスへとつながっていったか等の歴史を勉強します。実際の現場に立つと、お客様のなかにはホテルビジネスに詳しい方も多くいらっしゃいます。そのため、目の前の業務だけに集中するのではなく、幅広く基本的な知識を身につけておくことが重要になります。知識を身につけたうえで、実際に現場でどのように仕事をしているのかを学んでいきます。具体的には、実際にホテルスタッフになったつもりでロールプレイングを行う予定です。チェックインやチェックアウト、レストランでのサービスをおこなってみたり、グループで宴会の企画を考えてみたり、と実践的に授業を進めていきます。
ホテル業界に就職することを目指すにあたって、学生時代に経験しておいたほうがよいことはなんでしょうか?
ビジネスに関する基礎知識とスキルを身につけるとともに、好奇心をもっていろんなことにチャレンジして経験を積んでほしいです。例えばホテルのレストランなどでもいいので、ホテルを利用してみる。お客様の立場になってみて、ホテルでしか体験できないサービスや「おもてなし」とはなにかを体験してほしいです。
最後に、受講生に期待することを教えてください。
ホテルで働くことの楽しさを知ってほしいです。ホテルのスタッフになったつもりで、積極的に授業に参加をしてもらいたいです。一緒に楽しく学んでいきましょう!
佐藤秀美さん(卒業生・航空業界に就職)インタビュー
キャビンアテンダント(CA)を目指したきっかけを教えてください。
就職活動をするうえで、①英語を使える仕事、②老若男女と関わることができる仕事、③自己成長ができる仕事、の3点を軸に自分が目指したい仕事を探していました。創大や短大のOGを訪問する中で、CAはその3点を実現できる仕事だと思いました。また、先輩から聞いた「CAは日常の中に旅がある」との言葉に、幼いころからいろいろな場所や海外に行った経験がある私にとってぴったりの仕事だと思いました。
お仕事の内容を教えてください。
CAとして国内・国外ともに乗務する予定です。まず3か月間の研修を経て、エコノミークラスから資格をとり、徐々にビジネスクラス、ファーストクラスへと移行していくイメージです。
就職活動に向けて短大時代はどのように対策していましたか?
E-Swans(英語特別プログラム)に所属していたので、短大にいる間はほぼ英語の勉強をしていました。自宅に帰ってからは、企業研究や模擬面接に時間を使いました。キャリアセンターで面接の練習を週1回行ったり、職員の方にも模擬面接を何度もして頂いたりしました。教員の先生方にもたくさん懇談して頂きました。
就職活動をするうえで、強みになったことはなんですか?
英語力です。CAの書類審査はTOEICスコアを提出するため、TOEICの学習には特に注力しました。ゼミナールやE-Swansでの学びに加え、語学研修(ミリアムカレッジ(オンライン実施)とニュージーランドのオタゴ大学)に参加したことで、より自身の英語力に自信がもてるようになったと思います。
就職活動でつらかった時、どのように乗り越えましたか?
インターネットにあるCA さんの写真を、携帯電話の待ち受け画面にしたり、自分の見える場所に貼ることで、こんなCAさんになりたい!と、自分を励ましていました。また、一緒に面接練習や企業研究をしてくれた同期(創大生)からは、刺激や励ましを常にもらっていました。仲間の存在があったから、就活活動を乗り越えられたと強く思います。
最後に、CAを目指す短大生にエールの言葉をお願いします。
人生は1回きり、新卒も1回きりなので、最後まであきらめることなく、自分の夢に向かって進んでいってください。就職活動では孤独を感じる時がたくさんあると思いますが、みなさんには特設クラスの仲間がいます。一緒に夢を追っている友人とつながってください。また、短大には素晴らしい先輩や卒業生がいます。なにかあればなんでも聞いてほしいです。私も全力で皆さんの力になりたい、サポートしたいと思っています。
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