創価女子短期大学の概要
学長挨拶
女性(あなた)が輝く未来を拓く
本学は、開学40周年を目指し「女性(あなた)が輝く未来を拓く」とのテーマを掲げました。2年間の学びを通して、一人ひとりが自分らしく輝く土台を作り、自身の未来を拓くことができる教育に取り組んでいきます。そして、女性が輝く社会を拓く人材を輩出します。特に「輝く女性の育成」と「SDGs」の推進に、全学をあげて取り組んでいます。
「女性こそ未来における理想社会の建設者である」とは創価教育の師・牧口先生の確信です。創立者池田大作先生は、この「女性の世紀」を拓きゆくために1985年、本学を創立されました。以来、「女性の持つ豊かな力を育む教育」に取り組み、36期生まで12,200名を超える卒業生がこの学び舎から世界へ、社会へ、地域へと巣立ち、活躍を遂げています。ここには、創立の理想を目指し、自分を輝かせるための学びと充実した日々があります。開学以来築き上げてきた、麗しい姉妹の絆、友情の絆があります。
“女性(あなた)が輝く未来を拓く” ために、学びへの挑戦の中で、友と語らい、女性の感性を磨き社会で活躍できる人間力を培ってください。
学歴 | 創価高校・創価大学経済学部卒(4期生)。 同大学院経済学研究科博士後期課程満期退学。経済学修士。 |
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職歴 | 創価女子短期大学講師、助教授、准教授を経て教授に。 現代ビジネス学科長、副学長などを歴任。 2019年4月より現職。専門は経営学。 |
理事長挨拶
創立者の「学生第一」の精神を堅持し、建学の指針を身に体した学生を、社会へ送り出すことをめざします。
本年、創価女子短期大学は開学37周年を迎えました。開学以来卒業生数も1万2千名を超え、企業での活躍はもとより、外交官、公認会計士、税理士、博士号取得者など、短大から更なるキャリアを積んで、さまざまな分野に人材を輩出しています。
創立者池田大作先生は、女子教育の重要性を常々強調されています。創価教育の父、牧口常三郎先生は、1905年から女子教育のための通信教育を始められました。まだ、女子に対する教育の必要性が、軽視されていたころです。牧口先生は、女性を賢明にすることが、社会の繁栄を築く根本の改革と考えられていたからです。
池田先生は、かつて、「私と妻の『夢』は、創価教育の創始者・牧口常三郎先生、そして、戸田先生の『夢』を実現することであります。その最大の『夢』の一つが、女性教育の殿堂たる創価女子短期大学の創立でありました」と述べられています。それほどの期待を込めて、創立されたのが、創価女子短期大学であります。
池田先生は、短大開学にあたり、建学の指針
一「知性と福徳ゆたかな女性」
一「自己の信条をもち人間共和をめざす女性」
一「社会性と国際性に富む女性」
を発表されました。
池田先生ご夫妻は、開学以来、何度も短大に足を運ばれ、全短大生と記念撮影をしてくださったり、授業参観をされたり、2002年には、特別講義をしてくださいました。その際、創立者は、「私がみなさんに申し上げたいのは、苦労を避け、安きに流されるような青春時代であってはならないということです。友のため、社会のため、そして、人類のためという大いなる理想を掲げて、学んでいってもらいたい」と短大生に励ましの言葉を贈ってくださいました。
2008年には、特別文化講座「永遠に学び勝ちゆく女性 キュリー夫人を語る」を短大生に贈り、困難にくじけない女性の生き方を教えてくださいました。
そして2016年には、特別寄稿「幸福の未来へ 共に舞いゆけ」を短大生に贈ってくださり、その中で創立者は「短大での二年間は、短いといえば短いかもしれない。しかし、凝縮された二年間であるがゆえに、より一層、真剣に学問に打ち込み、自身を鍛えることができる。尊き学友と宝の出会いを結び、人生を変えゆく不滅の『青春の原点』を築くことができます」と語られています。
短大生はこの言葉通りに、二年間という短い期間を全力で走り抜いています。昨年度一年間だけでも、社会人基礎力育成グランプリにおいて、2年連続3度目となる大賞を受賞。大学コンソーシアム八王子の学生発表会では四年制大学の学生が参加する中、各種表彰を獲得しています。資格取得においても、ビジネス文書検定では個人表彰として、1級と2級でそれぞれ優秀賞を受賞しました。就職活動においてはコロナ禍の中ではありましたが、小売、建設、医療・福祉、製造など幅広い業種で多くの内定を勝ち取っています。
今後とも創価女子短期大学は、創立者の「学生第一」の精神を堅持し、建学の指針を身に体した学生を、社会へ送り出すことをめざし、教職員一同、これからも努力していく所存でございます。
2022年4月 学校法人創価大学理事長 田代康則
創価女子短期大学における三つの方針
本学の3つの方針について、ご紹介いたします。
アドミッション・ポリシー(入学者受入れの方針)
アドミッション・ポリシー(入学者受入れの方針)
創価女子短期大学はディプロマ・ポリシー(卒業認定・学位授与の方針)、カリキュラム・ポリシー(教育課程編成・実施の方針)に則って、平和と調和の社会の建設に貢献する女性リーダーの育成を目指しています。そこで本学を志望する者に対して、「建学の指針」を理解し、高等学校までの教育で育成が期待される「学力の三要素」(知識・技能、思考力・判断力・表現力、主体性・多様性・協働性)にわたる基礎的な学習能力を備えていることを求めます。それらの能力を多面的に評価することを基本方針として入学試験を実施します。
- 創価女子短期大学の「建学の指針」を理解し、本学での学習を希望すること。
自己推薦入試(英語選抜型、資格・検定選抜型)、同窓生推薦入試、公募推薦入試では、これを出願資格とし、「面接」において評価します。 - 高等学校までの教育において到達目標とされるところの基礎学力を習得していること。
自己推薦入試(英語選抜型、資格・検定選抜型)、同窓生推薦入試、公募推薦入試、一般入試では、知識・技能、思考力・判断力等の基礎学力を評価します。 - 様々な能力を身につけていること。
自己推薦入試(英語選抜型、資格・検定選抜型)、同窓生推薦入試、公募推薦入試では、本学の指定する英語、簿記、情報処理、ビジネス実務等の一定レベル以上の資格およびスコア等を優遇する措置を取ります。また、一般入試では、本学の指定する英語の一定レベル以上の資格およびスコア等を優遇する措置を取ります。 - 問題解決のために主体性を持って多様な人々と協働して取り組んでいく資質と意欲を有すること。
自己推薦入試(英語選抜型、資格・検定選抜型)、同窓生推薦入試、公募推薦入試では、「書類審査」と「面接」、「課題レポート(公募推薦入試)」において、高等学校等までの学習意欲や、取り組みにおける主体性・協働性、表現力等を評価します。 - グローバル社会で活躍する強い意志を持ち、優秀な英語力を持っていること。
自己推薦入試(英語選抜型)では英語能力を重視し、「書類審査」と「面接」で評価します。
カリキュラム・ポリシー(教育課程編成・実施の方針)
カリキュラム・ポリシー(教育課程編成・実施の方針)
国際ビジネス学科
ディプロマ・ポリシー(卒業認定・学位授与の方針)を達成するために、以下の方針に基づいてカリキュラムを編成しています。
教育課程として、グローバル社会における女性のエンパワーメントを目指した「教養科目」と、ビジネスの専門知識とスキルをバランスよく修得できる「専門科目」を配置しています。
特に初年次教育として、建学の指針および本学が目指す教育への理解を深める「創立の精神を学ぶⅠ・Ⅱ」(教養科目)と、大学での学びを知り、主体的、協働的な学びができる「基礎ゼミナール」(専門科目)、および「女性とキャリア形成」(教養科目)を必修にしています。
- 教養科目では、仕事と生活、女性としての生き方を学ぶ「ライフデザイン科目」、地球市民としての意識を培い、SDGs について学ぶ「地球市民科目」、および「外国語科目」、「ICT 科目」、「キャリア教育科目」、「創価教育科目」の科目群を置いています。
- 専門科目には、「ビジネス共通科目」と、4つの分野の科目群(「ビジネスホスピタリティ科目」、「簿記・会計科目」、「情報科目」、「グローバル科目」)を配置しています。(1)ビジネス共通科目
「ビジネス共通科目」では、4つの科目群の学びの土台となる企業経営、経済、簿記、マーケティング等の基礎知識を修得します。能動的学修による「入門ゼミナール」、「ゼミナールA・B」の科目を置き、国際ビジネスの課題を様々な視点から学び、問題解決に必要な能力を身につけることができます。
(2)4つの科目群
①「ビジネスホスピタリティ科目」では、「ビジネス実務の基礎」、「オフィスワーク」、「販売とサービス」、「観光とビジネス」等の科目を置き、グローバル化するビジネスの各分野の知識や実務を学びます。「秘書検定中級」、「ビジネス文書検定中級」の科目は、検定試験の中級合格を目指し、そのスキルを身につけることができます。
②「簿記・会計科目」では、企業の会計情報を分析し、企業活動に活かすための知識を学修するために、「経営分析論」、「現代会計学」、「コーポレートファイナンス論」等の科目を置いています。また「現代簿記」、「原価計算論」では、企業活動について組織的に記録・計算・整理するための知識とスキルを身につけ、「簿記検定初級」、「簿記検定中級」では、検定試験の合格を目標に、実践力を高めることができます。さらに、「パーソナルファイナンス」では、個人の金融・経済活動について学び、「FP 初級」「FP 中級」で資格取得を目指すことができます。
③「情報科目」では、ビジネス社会の情報技術の動向、情報が持つ社会的価値等を学ぶ「情報社会とビジネス」、「ビジネスと情報システム」の科目を置いています。さらに、「情報データ分析入門」、「メディア表現Ⅰ・Ⅱ」等の演習を通し、情報やデータを収集・分析する手法や、それをビジネス書類やプロモーション動画、Web ページ等に表現するスキルを身につけ、活用することができます。
④「グローバル科目」では、グローバル社会で求められる英語力を養成します。「Global BusinessⅠ・Ⅱ」、「World Today」、「Discussion on Current Topics Ⅰ・Ⅱ」の科目では、グローバル化するビジネスや環境、開発、人権等について学びます。Business English を習得するための「English for Service and Sales 」、「Business Presentation Skills」等では、特にコミュニケーション力、プレゼンテーション力を身につけます。また「English for Academic Purposes Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ」では、Academic English の読解力、表現力を高めます。 - 海外での語学研修で取得した単位を認定する「海外研修科目」、および各種資格・検定試験の上級合格をもって単位を認定する「資格認定科目」を設置しています。
- 各授業科目の成績は、定期試験による判定の他に、授業時試験、レポート、プレゼンテーション等により評価します。
- 本学科で要請される能力の達成度は、個々の学生における単位取得状況、GPA、資格、検定試験の取得状況等の直接的評価、および学修成果に対する達成度アンケートによる間接的評価により測定します。
ディプロマ・ポリシー(卒業認定・学位授与の方針)
ディプロマ・ポリシー(卒業認定・学位授与の方針)
国際ビジネス学科
国際ビジネス学科では、以下の学識や能力を身につけ、所定の単位を修得した学生に学位(短期大学士)を授与します。
1.知識・理解
地球市民として求められる英語力や教養を身につけ、ビジネスに関する知識を修得している。
2.スキル
ビジネススキル、コミュニケーションスキル、情報リテラシーを身につけ、活用できる。
3.思考・判断
ビジネスと英語の知識やスキルを活用して、問題解決に必要な思考力や判断力を身につけている。
4.関心・意欲・態度
目標を定め、実行し、評価できる自己管理力を身につけ、多様な価値を尊重しながら、他者や社会に貢献するチームワーク力が発揮できる。
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