中田啓子さん

・ 卒業年度・入学期:2002年度卒・17期
・ 所属学科:英語科
・ 勤務先等:在アイルランド日本国大使館一等書記官
創価女子短期大学とわたし
短期開学40周年、誠におめでとうございます。短大時代に創立者より真心の外交を拝見させていただいた日々は私の生涯の宝であり、短大は私の原点です。経済的に厳しい環境の中で短大に送り出してくれた両親に心より感謝しています。
これまでラオス、アイルランド、リトアニア、チェコと様々な国の日本大使館で勤務させていただきましたが、お恥ずかしながら今でも失敗することや落ち込むことも多々あります。そんな時は、深呼吸して「何のために」自分はここにいるのか、短大で学んだ聡明な女性とはどういう女性なのかを考えるようにしています。
現在の職場では、経済や広報文化など多岐にわたり携わらせていただいており、信頼できる上司や同僚の下、どんなときも前向きであることをモットーに仕事に励んでいます。今年6月には大阪・関西万博のアイルランドのナショナルデーに参加し、日本とアイルランドをつなぐ一役を務めさせていただきました。
私の人生の起点には創立者より学び同じ志をもって戦われた先輩方の支え、そして、香峯寮(当時)で短大生の皆と切磋琢磨した思い出があり、私は今こうして外交という仕事に携わらせていただくことができています。短大学生課職員で今では姉妹のような存在である森富士子さん(現在:創価大職員)は短大時代からこれまで心の支えとなっています。この場をお借りして、短大ゼミのマイコ・ナカノ先生はじめとする短大の先生方、職員の皆様、香峯寮のお父さん・お母さん、また、創価大学編入後にお世話になった指導教授の北政巳教授(当時)に心からの感謝の言葉を贈らせていただきます。自分はまだまだ未熟ですが、先輩方から学ばせていただいた「人のために」という心をもてる自分になりたいと願っています。
外交とは一人一人と真心で接することだと創立者から学ばせていただきました。日々感謝できる自分、そして、創立者とともに戦い切ったと思える人生でありたいです。また、創立者からいただいた「両親を大切に」というお言葉を胸に、周りの方々や地元の和歌山で応援してくださっている方々に恩返しができるようにこれからも精進してまいります。短大姉妹の皆様、身体に気をつけてお互い今いる場で一緒に頑張りましょうね!