Vol.11

高橋由美子さん

高橋由美子さん(右)

・ 卒業年度・入学期:1995年度卒・9期
・ 所属学科:英語科
・ 勤務先等:Tsurumi (America), Inc.

創価女子短期大学とわたし

「10年後にはアメリカで実力をつけ、社会で活躍できる人材になる」
ー それは、渡米を前に創立者、そして今は亡き父に誓った私の決意でした。

創価女子短期大学英語科に9期生として入学。在学中は白鳥祭をはじめ、多くの行事を通じて自己を磨きました。また、創立者とのご縁で諸外国からの来賓にお会いできる機会にも恵まれ、世界を身近に感じる視野を養いました。中でも、アメリカ創価大学への春季短期留学への参加が、将来アメリカで学び、働きたいという夢を明確にする大きなきっかけとなりました。

短大卒業後は、大手住宅メーカーに6年間勤務。2001年に念願の渡米を果たし、渡米後は世界に広がる創価同窓の友― 短大の同期・先輩・後輩の皆さんに支えられました。現実は厳しく、父の急逝や幾度となく襲うビザの問題に心が折れそうになりましたが、そのたびに創立者スピーチ集「創立者と私」をはじめ、創立者の著書を読み返し、初心を思い出しながら歩みを進めました。

2006年にデポール大学(イリノイ州シカゴ)をグラフィックデザイン専攻で卒業。就職後はマーケティング・クリエイティブ部門を担い、雇用主の支援で2014年永住権を取得しました。15年間の勤務を経て、2022年に転職。翌年には17年ぶりの復学でフィッチバーグ州立大学(マサチューセッツ州)MBAプログラムに挑戦しました。2024年、リストラという試練に直面しましたが、その時間を学びの機会に転じ、同年無事にMBA(マーケティングマネジメント専攻)を修了することができました。さらに、以前15年勤務したグローバル製造業北米法人のCEOから復職の機会をいただき、現在はマーケティング統括マネージャーとして働いています。主に、北米市場におけるマーケティング戦略の立案、実行を統括し、ブランディングをはじめとするクリエィティブ領域も含めた全体マネージメントに携わっています。加えて、海外支社および日本本社との連携にも従事しています。

振り返れば、24年にわたる米国生活は、短大で培った「使命を胸に」「挑戦する心」が原点でした。どれほど年月を経ても、姉妹との絆は強まり続け、創立者からいただいた数々の激励は生きる指針であり続けています。

短大生の皆さんへ。
短大での学びは、未来のあなたを支える土台になります。迷いの中でも誓いを胸に、どうか自分らしく人生を切り開いてください。皆さんの前途に心からのエールを送ります。

職場の同僚と(1列目中央:高橋さん)
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