Vol.15

熊澤彩さん・麻耶さん

熊澤麻耶さん(左)、彩さん(右)

  熊澤 彩さん
・ 卒業年度・入学期:2012年度卒・27期
・ 所属学科:英語コミュニケーション学科
・ 勤務先等:Deloitte LLP (カナダ・トロント事務所)

  熊澤 麻耶さん
・ 卒業年度・入学期:2012年度卒・27期
・ 所属学科:英語コミュニケーション学科
・ 勤務先等:ブリティッシュコロンビア大学(カナダ)

2011年、双子の姉妹そろって創価女子短期大学へ。共にアメリカ創価大学(SUA)短期留学プログラムに参加し、語学を磨かれました。卒業後は、一度日本で就職するものの、創立者からいただいた「君たちの舞台は世界だよ」とのお言葉を胸に、2人で一緒にカナダのビクトリア大学商学部へ進学されます。そして現在、彩さんは公認会計士として、麻耶さんは大学職員として、それぞれがカナダの地で白鳥会の一員として活躍されています。そんな熊澤さん姉妹からのメッセージをご紹介します。

創価女子短期大学とわたし

熊澤 彩 さん(姉)

創価女子短期大学開学40周年、誠におめでとうございます。
英語を学び世界に通用する女性になると決意し、短大に入学。創立者の精神に触れながら、短大生の仲間と切磋琢磨し学び抜いた二年間は私の原点です。SUA留学を機に海外大学で更に学ぶと決意し、英語の勉強に徹しました。マイコ・ナカノゼミをはじめ、ネイティブの教授の授業は海外大学さながらで、語学力を大いに伸ばすことができました。また、女性として社会で道を切り拓くために必要な人間性を鍛えていただきました。

4年半の日本企業での就職を経て、念願叶ってカナダのビクトリア大学商学部に入学した後は、膨大な量の課題に追われ、授業についていくのがやっとな日々。アルバイトをしながら、奨学金のために1日10時間以上勉強し、辛い時は創立者の著書を読み返し、自らを奮い立たせました。妹の麻耶と、時には競い合いながら、お互い支え合って乗り越えることができました。その結果、いくつもの奨学金をいただき、成績優秀者として卒業。卒業後は、世界4大会計事務所の一つであるDeloitte LLPのカナダ・トロント事務所に就職し、公認会計士として監査の仕事に従事しています。日系企業の財務諸表の監査にも携わっており、日本とカナダを繋ぐ、まさに願っていた職場です。就職と同時に開始したカナダ公認会計士の資格取得は想像以上の挑戦で、平日の仕事終わりと週末は勉強漬けの二年間でした。辛い時は短大時代を振り返り、家族そして創立者への誓いを胸に、必死に勉強しました。その結果、全ての試験に合格し、カナダ公認会計士の資格を取得。その後カナダの永住権も取得することができました。

大学留学そして海外就職は、自分の限界と向き合う挑戦の日々でしたが、短大時代に培った負けじ魂で自身の道を切り拓くことができました。創立者は『特別文化講座 キュリー夫人を語る』で、「人生の戦いは長い。途中の姿で一喜一憂することはありません。最後に勝っていけば、よいからです。青春の生命に失望などない」と仰せです。短大生の皆様、共々に負けない人生、幸福・勝利の人生を歩んでまいりましょう!

熊澤 麻耶 さん(妹)

短大開学40周年、誠におめでとうございます。
私の短大での原点の一つは、アメリカ創価大学短期留学プログラムです。オレンジ郡の美しいSUAキャンパスで2ヶ月学ぶうち、海外大学で学びたいという思いが強まりました。帰国後はマイコ・ナカノゼミで人権問題を深く学び、白鳥祭では水の人権について発表し仲間と議論と準備に励んだ日々も懐かしく思い出されます。片道3時間の通学を支えてくれた家族への感謝も尽きません。

カナダ大学進学時には創立者よりご伝言と写真集をいただき、必ず学業で結果を出すと固く決意をしました。在学中の4年間は、時には姉の彩と競いながら、毎日10時間以上勉強に励みました。成績基準の奨学金を毎年維持するためGPAを高く保つ必要があり、プレッシャーで試験の度に胃が痛くなることも多々ありました。心が折れそうになった時は「英知を磨くは何のため 君よそれを忘るるな」との創立者のお言葉を胸に、カナダで留学出来ることへの感謝を噛み締めて、自らを奮い立たせました。その努力の結果、卒業時には成績優秀者として表彰を受けることができました。

現在はバンクーバーのブリティッシュコロンビア大学(UBC)にて大学職員として勤務しております。不動産免許コースを提供する部署に所属し、商学部で培った会計や金融の知識を活かしながら、教材作成に携わっております。自分が作成に関わった教材が、学生のキャリアの転機や成長の契機となることに、深い責任とやりがいを感じております。また、近年移民制限が強まるカナダで、職務経験と学歴を糧に永住権を取得することが出来ました。長い道のりでしたが、短大を出てから歩んだ道は全て意味があったと思います。

創立者は「創価に学んだ皆さんは、一人ももれなく『金』の若人です。焼き尽くされるような艱難にあっても、断じて負けない。いな、それをチャンスとして断固と勝ち切り、黄金の光を世界の友へ、未来の友へと贈りゆく大使命の人なのです。」と仰せです。これからも不二の絆で結ばれた短大姉妹の皆様と共に、青春の誓いの道を歩んでまいります!

創価女子短期大学とわたし

感想大募集!

読者の皆様より、「創価女子短期大学とわたし」を読んだ感想を募集しています
ぜひ以下のフォームより皆様のお声をお寄せください(詳細はフォームをご確認ください)。

Share