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2013/02/03

短大→創大→大学院と、「短大から広がる学びの選択肢!」

竹田 伸江さん / 英語コミュニケーション学科 2008年卒

短大での2年間の学びを基礎に、もっと広く深く学問を修めたい。そんな思いを叶えた竹田さんをご紹介します。

短大時代のことを教えて下さい。

短大時代
短大時代
私は創大を目指していましたが、一年間の浪人生活を経て、2006年に創価女子短期大学に入学しました。
短大の2年間を振り返ると、とても充実した毎日でしたが、中でも自分に大きな影響を与えた出来事が、クラブ活動(パン・アフリカン友好会)と3カ月のアメリカ創価大学(SUA)への留学でしたね。
アフリカの歴史や文化、現状や創立者の思想を学ぶクラブ活動の中で、同じ地球に住む人間として、様々な地球的課題に無関心ではいけない…。将来、世界を舞台に社会貢献をしていきたいと思うようになりました。
また語学の必要性を感じSUA留学にも挑戦。徹夜で勉学に明け暮れた日々や、異国の文化に触れたり、アメリカの人々と友情を築く経験を通して、語学学習だけでなく大きく視野を広げる貴重な機会となりました。
短大の卒業を控えた2008年1月には、創立者より短大特別文化講座「永遠に学び勝ちゆく女性キュリー夫人を語る」が発表され、女性として模範の生き方を教えていただき、「社会のために貢献していく信念強き女性になっていこう」と原点を築くことができました。

充実した短大での2年間だったのですね。創大時代のことを教えて下さい。

創大時代
創大時代
私たちの生活に欠かすことのできない、社会の根底にある「経済」について学びたい、また発展途上国における開発経済についても学びたいと思い、短大の推薦編入学制度を利用し、経済学部に3年次編入をしました。
また「将来、教育の分野にも進みたい」という思いから教職課程も履修しました。その結果、時間割は空きコマがないほどで、アルバイトとの両立で毎日が大変でしたが、その苦労が自分を大きく鍛え成長させてくれたと思いますね。(笑)
経済学部のゼミはアフリカの開発経済をテーマとする西浦ゼミに所属しました。西浦ゼミではアフリカ経済について学ぶだけでなく、そこから発展して自分たちでテーマを決め、外部のプレゼン大会に挑戦しました。
中でも大学コンソーシアム八王子主催の「市長とのふれあいトーク」というプレゼン大会では、西浦ゼミとして、「生産者に思い寄せる最先端のまち、八王子」を提案し最優秀賞を受賞することができました。
実際に提案した政策の実現化に向けて取り組み、八王子市と協力し八王子農家の絵本を作成。完成した絵本を八王子市の全小学校に配布、活用して頂くことができました。

創大卒業後は、どのようにされようと思っていたのですか?

ベトナム時代
ベトナム時代
大学4年生のころは他の学生と同じように就職活動を行っていましたが、「教育」という分野に方向性を定めた私は、まずは小学校教諭として地に足を固める経験を培うため、現場に出る前に専門性を高められる創大の教職大学院への進学を決めました。
創大教職大学院が養成する教員像の一つに「地球的視野に立ち世界市民の育成に努める」と示されています。私は、大学院へ進学後、1年間の休学を取って、ベトナムでの5ヶ月間の国際ボランティアへ参加しました。
ベトナムでは、経済的に大変な状況にある子どもを支援している現地のNGO団体に所属。毎日、そのような子どもたちのためにお昼の用意や英語の授業を担当しました。
現地では、様々な矛盾に直面し、自分の無力さを痛感しましたが、私にとって、「地球的視野に立った教員」になるための一歩としてかけがえのない経験となりました。
帰国後このような経験を生かしながら、国際理解教育、グローバル教育といった視点で研究・実習に励んでいます。

短大を目指す後輩へメッセージをお願いします。

私は高校時代は創大を目指していました。しかし短大の2年間で築いた実力のおかげで、念願の創大で学ぶことができました。また正直、高校生のころに私が将来大学院へ行くなんて考えてもいませんでしたね。今となれば、短大に来て本当に良かったと思っています。
いま私は、「世界を舞台に人々に貢献したい」という夢に向かって、人より遠回りに感じられるかもしれませんが、一歩一歩着実に歩んでいると確信しています。
人間教育の最高学府で学ぶ中で刻んだ一つ一つの経験が自分の可能性を大きく広げる糧となっています。
後輩の皆さんには自身の夢に向かって、多くの選択肢が広がる創価女子短大をぜひ目指してほしいと思います。
竹田 伸江 Takeda Nobue
好きな言葉:艱難汝を玉にす
性格:ポジティブ・よく笑う
趣味:スポーツ観戦
好きな/お勧めの本:車輪の下・二十四の瞳
ページ公開日:2013/02/03