• SwanDays!
  • 諦めなければ夢はかなう。マーシャル諸島に学校を。NGO代表として活躍!

2017/12/13

諦めなければ夢はかなう。マーシャル諸島に学校を。NGO代表として活躍!

進藤純子さん  英語コミュニケーション学科19期(2005年卒)

マーシャル諸島は、太平洋のほぼ真ん中に位置し、サンゴ礁が隆起した環礁と島からなる人口5万人ほどの地域です。67回にわたる核実験が行われた場所でもあり、現在は地球温暖化に伴う海面上昇で、存亡の危機に直面しています。そのマーシャル諸島において、NGO(非政府組織)を立ち上げ、学校設立に向けて、取り組んでいる本学卒業生を紹介します。

どうして短大に?またどのような短大生でしたか?

短大生を前に話をする進藤さん
両親の創立者のもとで学んで欲しいという強い想いに応え、受験しました。私は中学の頃からアフリカに小学校を創ることが夢でした。その夢のためには、「創価教育の学び舎が一番だ」と両親が送り出してくれました。

どんな短大生だったか・・。そうですね、一日中アフリカに学校を創ることばかり考えている短大生でした(笑)。しかし初めは学校や寮生活に馴染めず、問題行動ばかりの日々でした(笑)。たくさんの方にご迷惑と心配をおかけする毎日でしたが、寮の友達や学生課の方々が根気強く励まし続けてくださいました。もやもやと過ごす中でアメリカ創価大学(SUA)3ヶ月留学に参加し、自分らしく生き、自分らしく学ぶ人達に会い、周りに関心を持つ自分に変わりました。それ以来、友達に心を開き、共に学び、いろいろな事に挑戦する日々を送ることができました。短大の2年間が私を大きく変えてくれました。

創大時代の思い出はありますか。

マーシャル諸島での進藤さん
創大時代の思い出は日々学び続けたことです。短大時代に英語を学び、次は学校運営の知識を得たいと創大の経営学部に編入しました。大学では自他共に豊かに生きるビジネスの在り方を学びました。
学業以外では、大好きなワンガリ・マータイ博士が創価大学に来られ、講演を直接、聴かせて頂いたことが一生の思い出です。彼女の強さと、すてきな笑顔が私の理想の女性像です。

マーシャル諸島に来るに至った経緯を教えてください。

マーシャル諸島の子どもたち
本当は学びたくても学べない子ども達のために、アフリカに行くことが夢でした。しかし、青年海外協力隊を受験し、派遣先がマーシャル諸島でした。しかたなくマーシャルへ渡りました。
 

マーシャル諸島に学校を作ろうと思ったのはなぜですか。

地元の住民と進藤さん
マーシャルで活動する中で、この国の教育現場の課題や問題を沢山目の当たりにしました。そして、日本や世界からほとんど知られていないこの国のことを、学びたくても学べない子ども達がここにいることを、知ってしまった私が「なんとかしなきゃ!」という想いから、この国の子どもたちの為に自分の人生を使おうと決意しました。マーシャルの人々の優しさと屈託のない笑顔、綺麗な海が心の底から大好きになったので、大好きな場所で、大好きな人の為に働きたいという気持ちがマーシャルに学校を作りたい理由です。

社会に出て、短大出身で良かったなと思うことはありますか。

テレビ取材時の一コマ
挑戦する癖が身についていたこと、離れても励まし合える一生涯の仲間ができたこと、帰る場所ができたことです。社会に出ると、くじけそうなこと、負けそうになることがあります。しかし、卒業しても創立者からの激励のメッセージがマーシャルまで届いたり、短大の教職員の方や友達が相談にのってくれたりと、一人では無理だったことを乗り越えることが出来ました。そして、いつでも踏ん張る力が身につきました。本当に感謝です。
2017年9月にNHK-BSで進藤さんのことが紹介されました

短大受験生にメッセージをお願いします!

短大生と懇談する進藤さん
短大の2年間はあっという間ですが、この2年間で一生の土台を作ることが出来ます。大きな夢を持って、自分らしく輝いてください!そして、どんなことがあっても、私は短大の”妹”たちに出来ることはしていきたいと日々思っています。年代が違っても、離れていても、直接会ったことがなくても、いつでも相談にのります!
進藤純子さん
好きな言葉:清く正しく朗らかに!負けない人こそ その人が真の勝利者!
好きな食べ物:ココナッツ、魚
趣味・特技:魚釣り、大工仕事
ページ公開日:2017/12/13