• SwanDays!
  • ただ後輩のために。創大編入後、学業面で活躍する短大卒業生に聞いてみました!

2020/07/03

ただ後輩のために。創大編入後、学業面で活躍する短大卒業生に聞いてみました!

2020年度春学期の創価大学特待生が発表され、本学から3年次編入した卒業生が選ばれました。そのうち3名の方に取材を行いました。特待生は前年度の成績で選ばれるものです。短大での学びとは異なる分野での見事な成果に驚くとともに、どのような思いで勉学に励んだのか。また母校である短大への思い、将来への夢について語っていただきました。

脇 晴美さん(大阪府出身・経営学部4年)

特待生に決まった時のお気持ちは?

特待生を目指していたので嬉しかったです。私はこれまでの人生において勉強で何かを勝ち取ったことがありませんでした。そんな私にとって特待生になることは大きすぎる目標でした。創大での学びは今まで学んだことのないことだらけで闘いでした。

とにかく1年間は全力疾走だったと思います。そのため、特待生に決まった時は思わず、二度見するくらい驚きましたが、”努力は必ず結果に繋がっている!”と身をもって体感した瞬間でした。

3年次はどのような勉強をされていましたか

私の場合、授業外では課題や資格勉強、友達との対話などやりたいことができる時間にしたかったため、授業中に授業内の勉強を完結させることを目指していました。そのため授業中は周りが驚くほどメモを取っていました。一科目にノート一冊がメモで埋まりましたし、書いたメモ用紙は200枚くらいあると思います。

また、授業で理解出来なかった部分は、理解出来るまで教授や友人にしつこいくらい質問しました。質問は後回しせず、授業が終わってすぐに尋ねていました。

そもそもここまで頑張れた理由は、勉学で結果を出して親孝行をしたいという目標があったからです。実際に、両親へ結果を伝えたら非常に喜んでくれましたし、「親孝行してくれてありがとう」と言ってくれて嬉しかったです。また、編入生として結果を残すことができたら、後に編入を目指す後輩達へ勇気を与えることが出来るのではないかと考えたこともあげられます。

短大の2年間の学びと経験は今にどう活かされていますか

活かされています。短大は、留学制度や受講料無料の資格試験対策講座があったり、ゼミでは簿記を専門とするゼミ、ロボットを扱うゼミ、チームでプレゼン大会を目指すゼミなど、様々自分の能力を高められる機会があります。

私は、プレゼン大会を目指すゼミに入りました。このゼミでは、チームで商品やプロジェクトを企画し、企業や団体に自分達でアポイントを取り、現場訪問や協力してくれるよう頼みに行きます。もちろん、企画の実現性や金銭面も考えていきます。まるで、会社で働いているような体験ができ、社会に出る前の訓練をすることができました。

このような経験は近い将来、社会人として働く際に大いに活かされると期待しています。また編入後、資料やパワーポイントを作成する機会が多くあったのですが、短大時代に資料作成やパワーポイント作成を幾度となく行っていたため、創価大学の教授から高く評価してもらえました。

短大生の後輩や短大を目指す高校生にエールをお願いします!

数ある進路の中から短大を受験先として選んで下さり、誠にありがとうございます。私は創大へ編入しましたが、私の人生の原点は短大であり、生涯の親友が出来たのも短大です。

現在、私は就職活動に挑戦しています。就職活動は本当に自分との闘いで、くじけそうになることも多々あります。しかしそんな時は短大時代に誓った「一流の女性リーダーになる」との想いに立ち返り、奮起して頑張っています。

また、短大時代にお世話になった先輩が、仕事の合間を縫って、私の就職活動の相談や面接練習を行ってくれ、卒業後も続く「姉妹の絆」に本当に救われています。その点からも、これからの人生において短大での学びや出会いが一生涯の宝となる事は間違いないと確信して言えます。皆さんの受験が大勝利の結果になるように、心から応援しております!

坂下美樹さん(静岡県出身・文学部4年)

特待生に決まった時のお気持ちは?

最初は自分が選ばれるとは全く思っていなかったので、とても驚きました。ですが努力したことが認められたということに嬉しく感謝の気持ちでいっぱいになりました。編入後は平和学を中心に学んでいました。静岡県の三島から通っていたので、通学時間で集中して課題や日ごろの勉強をするように心がけていました。

創大と短大を比べると、学びの種類が違うように感じました。短大ではすぐ社会で活躍できるような実践的な学びでしたが、大学では自分自身の意見をしっかり持つために、1つの課題に対して思索する学びだと感じました。

そもそも高校生の時に、創大ではなく短大を選択したのはなぜですか

もともとは創価大学を志望し、文学部に合格させていただきました。しかし、高校生の時に出会った短大生の先輩達や先生方がとても輝いていて、私もこのような女性になりたいと思いました。大変ではありますが、両方で学びたいという気持ちが強く、短大で2年、創大で2年という道を選びました。
 

短大の2年間の学びと経験は今に活かされていますか。

現在、私が平和学を学んでいるきっかけとなったのが短大での学びでした。様々な授業で平和について考える時間が多く、また日本文化を学びながら外国人の方々とのかかわり方を考えるようになりました。そのことが、今の創価大学の学びに繋がっています。また、授業で培ったプレゼン力が就職活動や現在の大学の学びにも活かされていると実感しております。

今挑戦したいことは何ですか?また後輩へのメッセージをお願いします!

今は海外に行くことが難しいですが、将来は海外での長期インターンシップに挑戦したいと思っています。

短大は二年間で四年以上の学びができる場所です。何事にも挑戦し、自分自身が一番成長できる短大で悔いなく学んでください!

下久根美優さん(北海道出身・教育学部4年)

特待生に決まった時のお気持ちは?

お知らせを頂いたのは、5月の中旬でしたが、その前から成績は知っていたので、こっそり期待はしていました。しかし、本当に決まったときは、私の努力の矛先は間違っていなかったのだと思い、安心しました。

そもそも特待生になれるなんて想像もしていないし、考えもしていませんでした。また、ただでさえ編入学であることに加え、英語教職免許取得のためにさらに多くの授業を卒業認定単位とは別に取得しなければならないという、自分の体力とメンタルとの戦いでもありましたので、成績は春学期よりは上げようと決意していましたが、正直「成績上げすぎ!」と思ったほどです。

3年次はどのような勉強をされていましたか

私は創価大学では部活動などには所属しませんでした。ただ、万葉国際寮のRAを務めさせていただきましたので、それに関わるミーティングや諸活動などはありました。創大祭の期間には、夢だった留学生喫茶に参加したくらいです。また、アルバイトは週に5時間ほどでした。ですから、その他の時間はほとんど勉強している毎日でした。

前期は32単位、後期は28単位履修していましたので、毎日平均3コマの授業があるような形でした。その日の授業が終われば、すぐさま図書館や自習室など様々な場所へ行き、「課題が終わるまで帰らない!」と決めて計画的に取り組みました。授業出席時間は一日平均4時間半、それに加えて自習の時間が一日平均4〜5時ほどでした。生活の中心は勉強でした。

特待生になるぐらい勉強を頑張った理由は何ですか。

様々あります。
①学費を支払ってくれている両親に恥じないよう、親孝行のため。
②単純に教育学が好きだから。自分の探究心をくすぐります。
③創価教育を体現できる教育者になりたいという強い気持ちがあるから。
④短大出身者として、恥ずかしくないように、先輩が築き上げてきた「やっぱり短大生は違う」というイメージを崩さないため、短大の看板を背負う気持ちでやっています。
⑤当時、寮で担当していた1年生や留学生を目の前に、私はいくら辛くてもみんなに自分の姿をもって励ましを贈りたいとの思いで、勉強も生活習慣も乱れないようにと気をつけることができました(実際はむしろ、新入生や留学生に元気をもらっていましたが)。

短大の2年間の学びと経験は今にどう活かされていますか

「卒業まで2年間しかないのだから、今日を全力で生きる!」の精神です。短大の2年間はあっという間でしたが、その中でどれだけのことができるかだ!と毎日挑戦できたことは、現在のタイムマネジメント力だったり、課題をやり遂げる力などに生きていると思います。また、創価教育を自分自身で体験できた最初の場所が短大だったからこそ、私は創価教育の素晴らしさを女性教育という視点で学ぶことができました。

それは、いま私はなんのために生きていくのか、またこれからもなんのために自分の命を使っていくのかという私の根本精神の中に生きています。また、英語をあれだけ集中的に学ぶ時間があったことも、現在の私の強みになっています。
脇 晴美さん(写真右端)
・好きな本 小説 上杉鷹山、池田大作語録人生の座標
・好きな食べ物 とろろ芋、牛乳プリン
・好きな花 マーガレット、チューリップ
・好きな音楽 ウルフルズの「バカヤロー」
・おススメな映画 妖怪大戦争、シャザム
・おススメな気分転換方法 ジャルジャルのコントを見る!
・コロナ禍が収まったらやりたいこと 銭湯の大きなお風呂に浸かりたい!
坂下美樹さん(写真左)
・好きな本 オリエント急行殺人事件、にぐるまひいて(絵本)ルピナスさん(絵本)
・好きな食べ物 アジとブリのお寿司
・好きな花 桜
・好きな音楽 K-pop、80年代の洋楽
・おススメな映画 チャップリンの「独裁者」
・おススメな気分転換方法 1人で街中を歩きながら景色を楽しむこと
・コロナ禍が収まったらやりたいこと アジア圏とニュージーランドのダニーデンに行きたいです。
下久根美優さん(写真中央)
・好きな本 『民主主義と教育』ジョン・デューイ/ 『教育の力』苫野一徳
・好きな食べ物 チョコパイ
・好きな花 桜梅桃李なのですべて好きです
・好きな音楽 Official髭男dismの『I lOVE…』
・おススメな映画 トワイライト
・おススメな気分転換方法 お風呂場で熱唱
・コロナ禍が収まったらやりたいこと 図書館に入り浸って読書
ページ公開日:2020/07/03