本学で『学問』『人生』『幸福』に
ついて語る(抜粋)

2002年10月1日、創立者池田大作先生は、創価女子短大を訪れ、短大生に直接、学問と人生と幸福について語りました。
その一部を抜粋し、掲載します。

創立者が創価女子短大で『学問』『人生』『幸福』について語る
学問の目的も『幸福』日々の勉強が「宮殿のごとき自分」を勇敢であれ!真剣であれ!

中国の『人民の母』と慕われた鄧穎超さんは、若き女性に対して、リーダーのあり方を6項目にわたって教えました。

第1に、『革命の理想を守り抜いてください』と言われました。理想があるから青春です。理想があるから人生です。理想のない人は、寂しい。反対に、生涯、わが理想を求めて生きる人は、どんなに年をとっていても、心は永遠に青年です。

第2に『勇敢であってください』。人生の勝利の根本は、勇敢です。勇気です。とくに女性は、男性以上に勇敢であっていただきたい。女性が勇敢であってこそ、『社会の平和』も『家庭の平和』も守られるのです。また世界には、女性の大統領も、女性の学長もたくさんいます。わたしも多くの女性リーダーと語り合ってきましたが、どの方も、勇気の力で、わが道を切り開いた方々でした。

第3に『責任と真剣を忘れないでください』。責任感のある人は真剣です。真剣の人は強い人です。真剣というのは、すごい魅力なんです。たとえば、みなさんが、夜遅くまで勉強している。正しい方向へ努力して進んでいる。そういう真剣な姿を見たとき、みなさんのお父さん、お母さんがどれほど、うれしいか。それは言語に絶するものがあるんです。今は、みなさんには、わからないかもしれませんが。ともあれ、責任と真剣を忘れないでいただきたいのです。

第4に、『忍耐と持続の人であってください』。勉強も忍耐です。スポーツも忍耐です。家の手伝いをするのも忍耐です。忍耐と持続によって得たものだけが、自分の不滅の宝となって輝くのです。

第5に、『誠実と謙虚の人であってください』。誠実といっても、単なる『従順』とは違います。みなさんにとっては、一生懸命に勉強することが、誠実です。それが、教員に対する誠実であり、支えてくれるご両親に対する誠実です。また謙虚といっても、『遠慮する』とか『自分は一歩引いて』というのではありません。学校では、学生として、真剣に生きる。家庭では、娘として、正直に生きる。また、結婚すれば、妻として、立派に生きる。自分が今いる、その場所で、その立場で、周囲と強調しながら、一生懸命に生きていく。それが謙虚です。反対に、回りのことなど考えないで、自分のやりたいようにやるのは傲慢です。傲慢は不正義です。人を不幸にします。謙虚は正義です。人を幸福にします。

第6に、自分自身の幸福のため、栄光の人生を勝ち取るため、『たゆまぬ研鑚を続けてください』と叫ばれました。人生は生涯、研鑚です。勉強です。その究極の営みが『信仰』といえるでしょう。それはそれとして、みなさんは、学び続ける人であってください。」(中略)

「人生は、実践です。戦いです。前進です。二度とない青春時代です。だからこそ、自分が生きた証として、何かを残してください。何かを創り出してください。みなさんの日ごろの健闘をたたえて、『短大生、万歳!』との言葉を贈ります。」(抜粋)