学長ヴィジョン

2021年度の学長ヴィジョンを公表します。
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 本年度はいよいよ開学40周年へ向けたスタートの年となる。2020年度は新型コロナウィルス感染症が猛威を振るい、未曽有の社会状況の中で、オンライン授業(リアルタイム)を展開し、学生一人ひとりが力をつける教育に全力で取り組んできた。そして、「国際ビジネス学科」2期生を送り出し、いよいよ4期生を迎えることとなった。
 
 英語特別プログラム(E-Swans)も一定の成果を収め、資格取得においてもビジネス特設クラスを中心に、各種上級資格にも数多く合格するなど、見事な成果を上げることができた。とりわけ、コロナ禍で制約の多い中、個人表彰としてビジネス文書検定1級で「文部科学大臣賞」「優秀賞」、2級で「日本秘書クラブ会長賞」(2名)の受賞 は、これまでの最高の結果ともいえる。これは短大教育に対する高い評価のあらわれである。また、就職先もホテル、建設、金融、商社など多くの分野に進んでいる。
 
 学生の活躍についても、中止が相次ぐ各種大会の中で、オンラインで開催された「人生100年時代の社会人基礎力育成グランプリ」では、地方予選大会で最優秀賞に輝き、全国決勝大会では見事「社会人基礎力大賞」の栄冠を勝ち取り、二年ぶり、二度目となる日本一に輝くことができた。また、「アグリカルチャーコンペティション2020」では2年連続となる審査員特別賞を受賞し、その他、各種学生発表大会においても、特別賞を始め、優秀賞や審査員賞など6件の表彰をいただくことができた。さらに、「大学コンソーシアム八王子」の学生企画事業にも3年連続で採択された。

 いよいよ「短大中期計画2021-2025」がスタートする。
 本年度からの5年間の短大中期計画として、「女性(あなた)が輝く未来を拓く」とのテーマを掲げた。2年間の学びを通して、一人ひとりが自分らしく輝く土台を作り、自身の未来を拓くことができる教育に取り組んでいく。そして、女性が輝く社会を拓く人材を輩出していく。
このテーマのもと、「教育・研究」、「学生支援」、「入試・広報」、「進路・就職」の4つの柱と、それらを支える「経営基盤」の構築に取り組む。開学40周年を目指して積極的な改革にチャレンジし、さらなる教育の充実・発展に尽力してまいりたい。

 また、本年度は大学・短期大学基準協会による第3期認証評価を受ける。6月には自己点検・評価報告書を提出し、訪問調査を受けることになっている。「教育の質保証」とともに、主体的な「改革・改善」への適格な評価を期待したい。
1.教育・研究
社会で輝く女性の育成を目指した教育内容・制度の充実のために、以下の4点の検討を開始する。

(1)カリキュラム改革
 まず、教養科目については、グローバル社会における女性のエンパワーメントを目指した科目群と位置づけ、授業内容の改変や新たな授業科目の設置を検討する。具体的には、既存の科目群を見直し、女性としての生き方や社会の変化を踏まえた科目群および科目の設置を進める。そのために、「輝く女性育成推進」と「SDGs推進」の二つの推進軸を定め、全学をあげて取り組んでいきたい。
 また、専門科目の充実については、多彩な進路(就職・進学・留学・編入学等)に合わせ、現在のカリキュラムを発展させ、4つの科目群の中に社会のニーズを踏まえた科目の設置を検討する。
本年度は、この方針に基づいて新たなカリキュラム改革へ着手し、カリキュラムポリシーを見直し、具体的な科目等の検討を通して来年度の実施を目指していく。

(2)海外語学研修と資格取得教育の充実 
 まず、海外語学研修の充実については、研修の中身をさらに実りのあるものにしていく。特に、英語力の向上に加えて、国際ビジネス学科の専門的な学びとの連動性を確保できるものにしたい。海外語学研修の前後で履修すべき科目の整理、SUA短期留学プログラムの授業内容等の改変、充実などを目指す。
 次に、資格取得教育の充実については、学習成果を測る指標としての資格取得の推進および、社会のニーズに合わせた資格講座の充実を目指していく。

(3)教育制度の改革
 本年度は、クォーター制の導入、授業時間(100分制)について実現が可能かどうかを含めて検討する。

(4)教員の研究力の向上
 本年度は、教員の研究活動の活性化を図り、研究環境の整備と外部研究資金獲得への挑戦を進めていく。
2.学生支援
豊かな教養を身につけ、充実した学生生活を送るための支援の拡充を進める。具体的には以下の3点となる。

(1)SLS(スチューデント・ライフ・サポート) セミナーの充実
 これまで、課外で実施してきた「SLS(スチューデント・ライフ・サポート)セミナー」について、内容等を再検討し、多くの短大生が豊かな教養を身に着けられるよう充実・発展させていきたい。

(2)寮生活支援
 本年度は、さらに充実した寮生活が送れるように寮生一人ひとりの支援を充実させ、教職員による寮生活アドバイザー制度を検討し、試行実施を目指す。

(3)障害学生の支援体制の整備とサポート
 障害者差別解消法の改正を踏まえ、障害を持つ学生の支援をさらに整備・充実させていく。本年度は、本学の障害者支援の現状を掌握し、規程を制定する。
3.入試広報
 首都圏の大学や短大を巡る受験生の減少は顕著なものとなってきている。短大にとって多様な学力や高い意欲を持った人材の獲得は最も大切な取り組みとなる。
 本年度は、現行の入試制度の分析を行い、入試制度の見直しおよび改善を図り、指定校入試制度など多様な推薦入試の検討を実施する。
 入試広報については、ソーシャルメディア等を活用するなど、情報の発信力を高め、短大の情報がいきわたるよう取り組んでいきたい。各分野で活躍する卒業生特集小冊子(MY STORY)の作成を開始し、来年度の発刊を目指す。
4.就職支援
 地域・社会の各分野で活躍する人材を育むためのキャリア支援の充実を目指す。具体的には、インターンシップの推進、地方Uターン支援の強化、他大学への編入学の支援に取り組んでいく。
 本年度は、インターンシップの推進については、インターンシップ先企業の選定・確保を進め、地方Uターン支援については、地方の就職先企業の情報収集と開拓を進める。また、他大学への編入学の支援として論文や面接対策の充実を図る。
 

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